フレンドシップ、マージ・レコードからの2作目『ケイヴマン・ウェイクス・アップ』リリース。“オルタナ・カントリー”の枠を広げる意欲作

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ダン・リギンス率いるフィラデルフィアのオルタナ・カントリー・バンド、フレンドシップ。自身が持つカントリー・ミュージックに対しての広範な定義をさらに広げたマージ・レコードからの2作目『ケイヴマン・ウェイクス・アップ』、リリース。

フレンドシップ（Friendship：フィラデルフィアを拠点とするダン・リギンズ〈Dan Wriggins〉、ピーター・ギル〈Peter Gill〉、マイケル・コーミエ・オーリアリー〈Michael Cormier-O'Leary〉、ジョン・サミュエルズ〈Jon Samuels〉によるカルテット）のニュー・アルバムで、マージ・レコーズ（Merge Records）からの2作目となる『Caveman Wakes Up』では、バンドが歴史的に持つカントリー・ミュージックに対しての広範な定義が、さらに広がっている。2023年の夏、ソングライターのリギンズはアイオワ・ライターズ・ワークショップを去ったばかりだった。人間関係が破綻し、リギンズはノースカロライナ州にあるMJレンダーマン（MJ Lenderman）とウェンズデー（Wednesday）のカーリー・ハーツマン（Karly Hartzman）の家に数週間泊まり込み、そこで「Resident Evil」「All Over the World」「Love Vape」の最初のデモをレコーディングした。その後、リギンズはフィラデルフィアに戻り、バンドは新しいアイデアに取り掛かり、最終的にエンジニアのジェフ・ジーグラー（Jeff Ziegler：Mary Lattimore、War on Drugs）と5日間でアルバムのレコーディングを行なった。リギンズはラヴ・ザ・ストレンジャー（Love the Stranger）のエンジニア、ブラッドフォード・クリーガー（Bradford Kreiger）とヴォーカルをレコーディング。オルガン、ヴァイオリン、フルートは西フィラデルフィアの教会でルーカス・ナップ（Lucas Knapp）が録音した。『Caveman Wakes Up』では、ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェル、エミルー・ハリスといったフォーク・ロックのカノンから、ヨ・ラ・テンゴやマージのレーベルメイトであるラムチョップ（Lambchop）といったインディ界の重鎮、そして、ロメルダ（Lomelda）やMLブーフ（ML Buch）といった同時代のアーティストまで、世代を超えて等しく影響を受けているフレンドシップ特有の、天才的なアレンジが披露される。「Love Vape」の歌詞で冗談交じりに語られているフェードアウトを使った曲もいくつかあり、モータウンや70年代のバラードから引用した要素もある。

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