ピンク・フロイド、コンサート映画『Pink Floyd At Pompeii – MCMLXXII』からアルバム『狂気』の制作舞台裏映像公開

この映画は、ピンク・フロイドが1971年にイタリアのポンペイ遺跡で行なった伝説のライヴを収録したもので、今回の4Kリマスター版では、映像がオリジナルの35mmフィルムからレストアされ、音源はスティーヴン・ウィルソンが5.1とドルビーアトモスで新たにリミックスしました。
 
公開された『狂気』の舞台裏映像の中で、デヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズは次のように語っています。
 
ギルモア「機材が全てを支配するとは思わない。確かに、我々は機材にかなり依存している。というか、機材なしでは今のような活動はできないからね。機材がなくても、きっと面白くて楽しいライヴはできるだろうけど、結局はそれをどうコントロールするか、つまり機材にコントロールされるのではなく、自分たちが機材をコントロールしているかどうかにかかっているんだ」
 
ウォーターズ「我々が機材の奴隷になる危険性があるし、過去にはそうだった。だが、今は機材を全て整理し、そうならないようにしている。問題は、利用可能なツールをいかに活用するかなんだ」
 
またプロデューサー陣は、次のコメントを発表しています。
 
「この映画は、ピンク・フロイドが大西洋両側のアルバム・チャートで大成功を収める以前の軌跡を記録したものです。イタリアのポンペイ遺跡にある古代ローマ円形闘技場を舞台にしたこのユニークで没入感のある本作は、無観客コンサートで演奏するピンク・フロイドの姿を捉えています。本作には、「Echoes」「A Saucerful of Secrets」「One Of These Days」（4月14日MLCニュース）といった極めて重要な曲がフィーチャーされており、またバンドが、アビー・ロード・スタジオで『狂気』の制作を始める貴重な舞台裏映像も収録されています」
 
なお、日本では、劇場により4月24日のみ、または24日と27日の2日間限定、および4日間連続で上映されますので、詳しくは3月28日のMLCニュースに掲載されたメイカー・インフォメーションをご参照ください。

・日本での上映劇場