スウェード、9月発売の新作『Antidepressants』から新曲「Disintegrate」のMV公開

新作は、2022年に発表した『Autofiction』（2022年5月26日MLCニュース）以来となる通算10作目のスタジオ・アルバムで、フロントマンのブレット・アンダーソンは、次のように語っています。

「『Autofiction』が我々のパンク・レコードだとしたら、『Antidepressants』はポストパンク・レコードで、現代社会の緊張、パラノイア、不安、神経症について歌っている。我々は皆、分断された世界で繋がりを求めている。曲にそういう感覚を持たせたかった。アルバムのタイトルは『Antidepressants』。これは、傷ついた人々のための、傷ついた音楽なんだ」

プレスリリースには次のように綴られています。

「ロンドン・スウェードが『Antidepressants』を形作る新しい音楽を作り始めた時、彼らは完全に方向転換した。当初はコンセプチュアルなパフォーマンス・アート作品のサウンドトラックとして始まったものが、一旦凍結された。過去3年間の『Autofiction』ツアーで彼らが経験した大衆的な共同体験はあまりにも魅力的で、バンドは今後の方向性を完全に転換せざるを得なかった。2025年、スウェードはライヴの観客の前で演奏するという彼らのアプローチを、新たなスタジオ・アルバムに直接反映させている」

なお、新アルバムには、長年バンドのプロデューサーを務めるエド・ビューラーとライヴ・レコーディングした全11曲が収録されており、CD、カセット、およびストア限定のピクチャー・ディスクを含む様々なヴァイナル・エディションでリリースされ、デラックスCDには、ボーナス・トラック3曲を収録。また限定版ボックスセットには、ブラック・ヴァイナル、デラックスCDに加え、パッチやファンジン、トートバッグが同梱されます。

スウェード公式サイト

また、今年の9月13日から19日にかけて、『Antidepressants』の発売を記念する特別コンサート・シリーズ「Suede Takeover」が、ロンドンのサウスバンク・センター内の3会場で4夜にわたり開催され、9月13日と14日のロイヤル・フェスティバル・ホール公演では、人気の名曲やヒット曲、新曲を披露し、9月17日のパーセル・ルーム公演では、“非日常的で親密なオフマイクの夜” をお届けするとのこと。最終日となる9月19日のエリザベス・ホール公演では、パラオーケストラとのコラボによるスウェード初のフルオーケストラ・ショウが開催されます。

■“Suede Takeover” Dates
September 13 – London, Royal Festival Hall, Southbank Centre
September 14 – London, Royal Festival Hall, Southbank Centre
September 17 – London, Purcell Room, Southbank Centre
September 19 – London, Queen Elizabeth Hall, Southbank Centre