カナダの最高音楽賞を複数回受賞する偉大なソングライター、ロン・セクスミス。ロンドン・レコーディングでの2年半ぶり18作め『ハングオーヴァー・テラス』リリース

●ロン・セクスミス（Ron Sexsmith）は2025年8月29日、ニュー・アルバム『Hangover Terrace』をリリースする。ロンが最後にイギリスにいたのは、2024年11月に自身のバンドと共に「Sexsmith At Sixty」ショーを行なった時だった。ロンは滞在を延長し、ロンドンの「Eastcote Studios」でプロデューサーのマーティン・テレフェ（Martin Terefe）と共にニュー・アルバムをレコーディングした。「ロンドンでレコーディングするのは2007年以来で、ここで充実した時間を過ごすことをどれほど恋しく思っていたか気づかなかった。「Eastcote」でマーティン・テレフェと再びレコーディングをするのは、本当に自由な感覚だった。彼がレコーディングにどれほど即興的なアプローチをとるのか、すっかり忘れていた。毎日、どの曲をレコーディングするかを考えながらスタジオへ向かい、それぞれの曲が当初の意図とは違う方向に進むように想像し直していた。そして、スタジオに着く頃には、たいてい何か新しいことに挑戦する準備ができていた。」とロンは語る。「マーティンはとてもオープン・マインドで、直感的だ。何事にも反射的に反応しない。スタジオは様々な出入りするミュージシャンで溢れているので、誰が自分のアルバムに収録されるかなんて全く分からない。クラエス・ビョークランド（Claes Bjorklund）やエド・ハーコート（Ed Harcourt）など、以前のアルバムにも参加してくれたミュージシャンもいて、彼らと再び仕事ができて本当に嬉しかった。他にも、偉大なロビー・マッキントッシュ（Robbie McIntosh：マッカートニー、ザ・プリテンダーズ他）が4曲で演奏してくれたり、著名なプロデューサーのクリス・キムゼイ（Chris Kimsey）がふらっと立ち寄って、1曲歌ってくれたりと、カメオ出演もいくつかあった。中でも特に印象に残っているのは、近所に住むノラ・ジョイ・スティーヴンス（Nora Joy Stephens。僕が住んでいるストラトフォードの出身）の娘さんが、アルバムの最後の曲で歌いに来てくれた時だ。彼女は美しい声の持ち主で、自身も素晴らしいソングライターだ」とプロデューサーのマーティン・テレフェとアルバムに参加したミュージシャンについてロンは続ける。

●ロン・セクスミスは、カナダで最も優れたシンガーソングライターの一人だ。ナイアガラの滝近くのセントキャサリンズで生まれ育ち、現在はオンタリオ州ストラトフォードに住んでいる。これまでに17枚のスタジオアルバムをリリース。

・『Grand Opera Lane』1991
・『Ron Sexsmith』1995
・『Other Songs』1997
・『Whereabouts』1999
・『Blue Boy』2001
・『Cobblestone Runway』2002
・『Rarities』2003
・『Retriever』2004
・『Destination Unknown』2005（* Sexsmith & Kerr名義でリリース）
・『Time Being』2006
・『Exit Strategy Of The Soul』2008
・『Long Player Late Bloomer』2011
・『Forever Endeavour』2013
・『Carousel One』2015
・『The Last Rider』2017
・『Hermitage』2020
・『The Vivian Line』2023

ダニエル・ラノワ（Daniel Lanois）、ミッチェル・フルーム（Mitchell Froom）、アーネ・ブルン（Ane Brun）、チャド・ブレイク（Tchad Blake）、ボブ・ロック（Bob Rock）といったアーティストとコラボレーションし、彼の楽曲は、ロッド・スチュワート（Rod Stewart）、マイケル・ブーブレ（Michael Bublé）、k.d.ラング（k.d. lang）、エミルー・ハリス（Emmylou Harris）、ファイスト（Feist）のアルバムに収録されている。映画監督のダグ・アロウスミス（Doug Arrowsmith）は、2010年にロンを描いたドキュメンタリー映画『Love Shines』を制作し、高い評価を獲得した。2017年には自身初の著書、童話『Deer Life』を出版した。

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