メガデス、ラスト・アルバム『MEGADETH』は2026年リリース。リード・シングル「Tipping Point」配信開始、MVも公開

バンドは2026年にフェアウェル・ツアーも予定しており、リーダーのデイヴ・ムステインは、次の声明を発表しています。
「偶然か意図的かにかかわらず、キャリアの終わりを迎えたミュージシャンはたくさんいます。彼らの大半は、思い通りにトップの座から引退することはできません。今の私は、まさにそんな状況です。世界中を旅し、何百万人ものファンを獲得してきましたが、最も辛いのは、彼らに別れを告げることです。
このアルバムを聴いて、ツアーで我々に会うのを楽しみにしてください。新しいアルバムを出すのに完璧なタイミングがあるなら、ワールド・ツアーにぴったりのタイミングがあるのなら、それは今です。そして、我々の最後のスタジオ・アルバムであることをお伝えするのも、今なのです。長年にわたりたくさんの友人ができました。世界を巡るフェアウェル・ツアーで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。怒ったり悲しんだりせず、みんなの幸せを願って、これからの数年間、一緒にお祝いしましょう。我々は本当に素晴らしいことを一緒に成し遂げました。おそらく二度とないでしょう。我々は新しい音楽スタイルを生み出し、革命を起こし、ギターの世界とその演奏方法を変え、そして世界を変えました。私が演奏したバンドは世界に影響を与えてきました。皆さんのことを愛しています。本当にありがとうございました」

ヘヴィ・メタル界のレジェンド、メガデスが最後のアルバムからリード・シングル「Tipping Point」と同曲のMVを公表、ラスト・アルバム『MEGADETH』は2026年にリリース。
ヘヴィ・メタル界の帝王ことメガデス(MEGADETH)がニュー・シングル「Tipping Point」とそのミュージック・ビデオを解禁。この曲は、フロントマンのデイヴ・ムステインのレーベル「Tradecraft」と、フロンティアーズ・レーベル・グループの新レーベル「BLKIIBLK」の提携により2026年にリリース予定の彼らのラスト・アルバム『MEGADETH」からのファースト・シングル。轟くギター・ソロで幕を開け、デイヴの唯一無二の歌声が不気味に響き渡る。炸裂するサウンドと忽然としたリリックが聴く者を圧倒する。レオナルド・リベルティ監督が手がけたミュージック・ビデオは、荒涼としながらも希望に満ち、監獄に閉じ込められたデイヴが過酷な拷問を受ける中、同じ監獄内でバンド・メンバーの演奏する様子が描かれる。そして最後にはデイヴは悪に打ち勝ち、新たな世界へと歩み出す。
「人ぞれぞれ、誰にでも “Tipping Point”(転機)はあるもの、日によって変わるかもしれない」とデイヴ・ムステインは語る。「我々は、今みんな、限界まで追い詰められていると思うし、その気持ちに流されやすいのも事実。だが、屈しないことが重要なのだ」
デイヴ・ムステイン(ヴォーカル、ギター)、テーム・マントゥサーリ(ギター)、ジェイムズ・ロメンゾ(ベース)、ダーク・ヴェルビューレン(ドラム)から成るメガデス。彼らは、2026年に、最後のニュー・アルバム『MEGADETH』をリリースする。
今年始め、デイヴ・ムステインはファンクラブ「Cyber Army」と世界中のファンに向けて、このニュー・アルバムがメガデス最後のスタジオ・アルバムとなることを、直接公表した。メガデスは、全世界で5,000万枚以上のレコードを売り上げ、グラミー賞の受賞歴を持つバンド(12回ノミネートされている)。
デイヴ・ムステインは、このアルバムとツアーの予定をバンドのマスコット・キャラのヴィック・ラトルヘッドとして公表。また来年には、彼の新たな回顧録の出版も予定されており、詳細は数か月後に明らかにされる。

メガデスは常に、そして永遠にメタルを後戻りさせない。ヴォーカリスト、ギタリスト、ソングライター、プロデューサーの顔をもつデイヴ・ムステインが創設し、牽引し、鼓舞してきたこのバンドがなければ、ヘヴィ・ミュージックとその文化が一体どうなっていたことか、想像すら不可能だ。彼らの影響力は、1983年の結成以来、爆裂の一途。これまでに全世界で5,000万枚以上のレコードを売り上げ、グラミー賞を受賞し(ノミネートは12回)、数十億回のストリーミング再生を記録し、全米アルバム・チャート「Billboard 200」で7度のトップ10入りを果たし、世界中のアリーナとスタジアムで何百万人もの熱狂的なファンを魅了してきた。彼らの過去作品には、プラチナ認定のアルバム『Peace Sells... But Who’s Buying?』(1986年)(『ローリング・ストーン』誌の “史上最高のメタル・アルバム100選” で8位に選出)、プラチナ認定のアルバム『Rust In Peace』(1990年)、「Billboard 200」で2位を記録したダブル・プラチナ認定のアルバム『Countdown To Extinction』(1992年)など、紛れもない名盤が数多く含まれる。また近作では、アルバム『Dystopia』(2016年)が初登場でトップ3入りを果たし、そのタイトル曲がグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス賞を受賞。2022年のアルバム『The Sick, The Dying... And The Dead!』も再びトップ3入りを果たし、シングル「We’ll Be Back」でグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス賞に再度ノミネートされ、絶賛の嵐を巻き起こした。
彼らの影響はメタル界だけに止まらない。ポスト・マローンが “So Far, So Good...So What!”(彼らの3rdアルバムのタイトル)というタトゥーを誇らしげに披露し、アニメ『ザ・シンプソンズ』のホーマー・シンプソンのiPodに彼らの名が認められ、人気ドラマ『ビリオンズ』や映画『ビルとテッドの地獄旅行』の要所に彼らの話が登場する。
バンドは50年にわたり、時代を超越した名盤を次々と生み出し、80年代スラッシュ・メタル復興の先駆けとなり、90年代MTV全盛期を風格と独自のスタイルで駆け抜け、Y2K以降も歩みを止めず、2010年代のSNSとストリーミングの時代には崇高な存在となり、パンデミック後には世界の不確実性と不安を、いっそう大胆かつ壮大な形で作品へと昇華させてきた。
またバンドはアルコール業界に進出し、2016年には、バンド初のシグネチャー・ビール “À Tout Le Monde” を、2019年には “Saison 13” を発売。飲料業界における地位を確立し、1,500パイント以上の販売実績を誇っている。2025年には「Keystone」と提携し、史上最大の地球規模のプラットフォームで新たな時代を切り開く。
更にデイヴ・ムステインは、先駆的ワインブランド「HOUSE OF MUSTAINE」を創設し、音楽と文化と上質なワイン造りを融合。同ブランドは、デイヴ・ムステインとサンディエゴ交響楽団による画期的コラボレーションに着想を得た “2013 Symphony Interrupted Cabernet Sauvignon” でデビューを果たした。
■リリース情報

MEGADETH(メガデス)
ラスト・アルバム『MEGADETH』
2026年リリース
配信リンク
レーベル:BLKIIBLK

メガデス
『Megadeth』
Amazon Music(JAN 23 2026)


メガデス
『ザ・シック、ザ・ダイイング・・・アンド・ザ・デッド!(ツア―・エディション)』
・Amazon(2023/2/22)¥4,400(初回生産限定盤/SHM-CD/DVD付)【Amazon.co.jp限定】特典:メガジャケ付
・Amazon(2023/2/22)¥4,400(初回生産限定盤/SHM-CD/DVD付)
メガデス
『Countdown To Extinction(1992 Mix Remaster)』
Amazon Music(MAR 10 2023)

メガデス
『ディストピア』
・Amazon Music(2016/1/22)
・Amazon(2016/1/22)¥1,981・CD

メガデス
『Anthology:Set the World Afire』
・Amazon Music(2008/9/23)
・Amazon(2008/9/30)輸入盤・2CDs
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