アイスランドの国民的シンガー、アウスゲイルが新作『ジュリア』より「Sugar Clouds」リリース。同曲ライヴ・セッション・ビデオも公開

10月24日MLCニュースで初めてご紹介した、「アイスランド国民の10人に1人が彼のアルバムを持っている」とまで言われる国民的シンガー・ソングライター、アウスゲイルは、来年2月にニュー・アルバム『Julia(ジュリア)』を発売。今回同作からのシングル・カット「Sugar Clouds」をリリース、同曲のライヴ・セッション・ビデオも公開しました。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

アウスゲイル、2月13日発売のニュー・アルバム『Julia(ジュリア)』より、サード・シングル「Sugar Clouds(シュガー・クラウズ)」をリリース。また、同曲のライブ・セッション・ビデオも公開。

落ち着きのないリズムをもったニュー・シングル「Sugar Clouds」は、7/8という珍しい拍子で構築され、そのテーマである充足と内なる平和への渇望を反映した緊張感を持っている。

「本当に満たされた感覚を経験したことはないと思う。でもこの曲は、それがどんな感じなのかを想像したものだ」とアウスゲイルは認める。

リリースに合わせ公開されたライヴ・セッションのビデオは、飾り気のないシンプルな構成で、舞台裏の親密で率直な姿を垣間見せてくれる。

【リリース情報】2026.2.13 ON SALE[世界同時発売]

アイスランドが世界に誇るアーティストの一人、アウスゲイルの新作が完成。自身の音楽の核心と再び繋がった5枚目のアルバム『ジュリア』、リリース。

アウスゲイル『ジュリア』
Ásgeir/Julia

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
・品番:TPLP1838CDJ[CD/国内流通仕様]TPLP1838LTDJ[LP/国内流通仕様]
・定価:未定[CD]未定[LP]
・その他:世界同時発売、解説付[CD]世界同時発売、解説付、限定カラー盤[LP]

1. Quiet Life
2. Against the Current
3. Smoke
4. Ferris Wheel
5. Universe Beyond
6. Julia
7. Sugar Clouds
8. Stranger
9. In the Wee Hours
10. Into the Sun

●アウスゲイルはニュー・アルバム『Julia』をワン・リトル・インディペンデンド・レコーズより2026年2月13日にリリースする。アウスゲイルは、精緻なフォーク・ポップ、豊かなプロダクション、物憂げでエモーショナルなファルセットで長年賞賛されてきた。『Julia』は、歌詞の自立だけでなく、カタルシスをもたらすような率直さへと転換を遂げ、楽曲は、優美な演奏を感じ取れるだけではなく、そこに生きているかのように昇華されている。「完全に一人で歌詞を書いたのは、ある意味初めての経験だった。怖かった。今でもその中で自分を見つけようとしている。でも、自分を開こうと努力した。そのプロセスを通して多くのことを学んだ。これは、間違いなく僕にとってセラピーのような経験だった」とアウスゲイルは語る。この新たな脆弱性は、約2年をかけて書かれ、レコーディングされた、アルバムに収録される10曲に織り込まれている。多くの曲はギターで作曲され、アウスゲイルはシンプルさを追求。メロディ、明瞭さ、そして意味合いを優先した。長年のコラボレーターであるガム “キディ” クリスティン・ジョンソン(Guðm. “Kiddi” Kristinn Jónsson)と共同で制作したプロダクションは、有機的で控えめなサウンドでありながら、アウスゲイルの声、そして何よりも作家としての彼の声が前面に押し出されている。アウスゲイルが「魔法使い」と言うナッシュヴィル出身のチェロ奏者、ナサニエル・スミス(Nathaniel Smith)は、本作全体を通して雰囲気のあるベッドを提供し、アウスゲイルがこれまで想像もしなかった方法で楽曲に生命と奥行きを与え、インプロヴァイズされたメロディを奏でている。これらのレコーディングは、最近ソロ・ツアーに復帰したアウスゲイルの精神を反映している。アウスゲイルは、ヨーロッパ、北欧、アイスランドで70公演以上をこなし、その多くは小さな教会や静かな会場で行なわれた。これらのパフォーマンスを通して、彼は自身の音楽の核心、つまり物語性、存在感、そして共有された静寂へと再び繋がった。音楽的には、このアルバムはアウスゲイルが長年抱いてきたフォークとアメリカーナへの愛に深く根ざしている。彼は、ダニエル・ラノワ(Daniel Lanois)、レナード・コーエン(Leonard Cohen)、ニック・ドレイク(Nick Drake)から、エイドリアン・レンカー(Adrianne Lenker)、ディナ・オゴン(Dina Ögon)、グレゴリー・アラン・イサコフ(Gregory Alan Isakov)、サヤ・グレイ(Saya Gray)といったコンテンポラリーなアーティストまで、幅広い影響を受けていると述べている。『Julia』の中で、アウスゲイルは単に過去を振り返るのではなく、それらの記憶を未来へと持ち込み、新たな形へと変えていく。これらの曲は、過去が和らぎ、未来の地平線が鮮明になる、内省と再創造の間の空間に息づいている。

●アウスゲイルはアイスランドが世界に誇るアーティストの一人である。デビュー・アルバム『Dýrð í dauðaþögn』はアイスランド史上最も売れたデビュー・アルバムとなり、2014年には英語版『In the Silence』がリリースされた。2017年には『Afterglow』、2020年には『Bury the Moon』、2022年には『Time on My Hands』とサウンドに磨きをかけ続け、『The Independent』『MOJO』『NME』『The Line of Best Fit』『Clash Magazine』『BBC 6 Music』『Radio X』など、世界中のメディアやラジオから称賛を浴びた。近年では、アイスランド交響楽団との共演や、ベルリンのArte TVでのライヴ・セッションのレコーディングも行なった。また、レイキャビク市立劇場で上演されたカフカエスクな演劇、『Sýslumaður Dauðans』のために曲を書いた。


「壮大でエモーショナル」ー NME

「ワイドスクリーンでドラマチック」ー Brooklyn Vegan

「回想、驚き、心の痛み、そして明晰さが混ざり合った作品」ー Atwood



■More info:Big Nothing

Asgeir
『In the Silence』


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Asgeir
『Afterglow』-Deluxe-


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『Bury the Moon』


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