トライアンフ、オリジナル・ラインナップによる2026年北米ツアーが決定

このツアーは1976年のアルバム・デビューから数えて50周年を記念するもので、リック・エメット（vo, g）、マイク・レヴァイン（b）、ギル・ムーア（vo, dr）というオリジナルの３人が揃ってライヴを行なうのは、2008年の “Sweden Rock Festival” 出演時以来となります。9作目『Surveillance』（1987年）と翌年のツアーを最後にエメットが脱退した後も、バンドはフィル・X（g：現ボン・ジョヴィ）を加えて存続しましたが、1993年に解散。2007年に “Canadian Music Industry Hall of Fame” に殿堂入りしたことを契機に、授賞式でオリジナル・ラインナップが再会し、翌年のリユニオン・ライヴにつながりました。しかしこれも継続的な活動には至りませんでした。

トライアンフとしてのライヴは今年6月6日、カナダ・エドモントンで開催された無料野外コンサート「Rogers Festival At The Final」で行なわれています （6月13日MLCニュース）。これ自体が “Sweden Rock Festival” 以来17年ぶりのステージとなりました。ただしレヴィンは持病の都合で参加できず、オリジナル・メンバーはエメット、ムーアの2人のみ。他のメンバーはエメットが1987年に脱退した後に加入したフィル・X（g：現ボン・ジョヴィ）、スラッシュfeat. マイルス・ケネディ＆ザ・コンスピレーターズのブレント・フィッツ（key, dr）とトッド・カーンズ（b）という３人を加えた形で3曲が演奏されました。

今回のツアー発表後まもなく、デトロイトのラジオ曲101 WRIFがメンバーにインタビューを行ない、その中でエメットは「チケットの初動しだいでは日程が追加される可能性もある」と発言しています。

また、今年6月のライヴと時を同じくして、トライアンフのトリビュート・アルバムも発売されており（3月27日、4月22日、5月23日MLCニュース）、セバスチャン・バック、ハートのナンシー・ウィルソン、ラッシュのアレックス・ライフソン率いるEnvy Of Noneらが参加しています。