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[月イチ連載]ピーター・ガブリエル、6月のシングルは「A Hard Lesson」

ピーター・ガブリエルがまたまた月の運行に合わせ、年末リリース予定のアルバム『o\i』から、6曲目となるシングル「A Hard Lesson」の2つのミックスを公開しています。「A Hard Lesson/Bright-Side Mix」は5月31日の満月(ブルームーン、今年は暦の関係で5月になりましたね)の日から、同「Dark-Side Mix」は6月15日の新月の日から配信中です。
Peter Gabriel - A Hard Lesson (Bright-Side Mix)
Peter Gabriel - A Hard Lesson (Dark-Side Mix)
商品詳細
ピーター・ガブリエル
「A Hard Lesson(Bright-Side Mix)」


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ピーター・ガブリエル
「A Hard Lesson(Dark-Side Mix)」


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今回の楽曲に関して、YouTubeの彼の公式チャンネルには以下のように説明されています。

「これは今回のアルバム・プロジェクトに収録されている中では最も古いトラックだ。恐らく始まりは80年代後半か90年代初頭、僕がセネガルにいた頃だと思う。僕はそこで聴いた音楽にすっかり魅了されていたんだ。特に3拍子と4拍子のポリリズムによって生み出されるテンションが大好きで、それがこの曲の端緒になったと言っていい。
 
どこか風変わりで奇妙で長いトラックだけど、要するにひとつの旅みたいなものなんだ。自分の居場所を探してそれを見つけ、そこにどう馴染んでいくかという過程だね。昔のR&Bやフォークの要素を取り入れて、楽しみながら試行錯誤してみた。

これはよくありがちな、過去にあった幾つかのプロジェクトでも『入れてもいい』カテゴリーに分類されていたんだけど、実際に日の目を見るまでには30年も40年もかかってしまったという曲のひとつだ。時に物事には時間がかかることもあるってわけで──大抵の人はもっと早く物事をこなすものかもしれないけど──僕は自分なりのプロセスを理解しているから別に問題はない。放っておいても自発的に成熟し進化していくものもあれば、日の目を見させるべき時まで大切に箱の中に隠しておくべきものもあるってことなんだ。

この曲には長い歴史があるから、完成までで何らかの形で関わってくれた人の数は、アルバムの他の曲に関わってくれた人の数を上回っているんじゃないかな。僕は長年にわたって色んな人々が入れ替わり立ち代わり提供してくれた様々な要素を、その度毎にたいそう楽しんで来て、それらをいわばジグソーパズルのように『組み立てる』ことでこの曲を完成させることができたんだ。
 
トニー・バーグは90年代に僕のA&Rを担当してくれてた男なんだけど、彼がギターを加えてくれて、デヴィッド・ローズも長年にわたって様々な要素を加えてくれた。リチャード・エヴァンスはよりインダストリアルなアプローチを試みてくれて、その名残も少し残っていると思う。僕がシンセサイザーでハープシコード(チェンバロ)のサンプルを試してみたら、それによってコーラスにフォーク調の雰囲気が生まれたんで、リチャードにはマンドリンのようなオーガニックで自然な楽器でそれを補強するように頼んだ。おかげで中間部とコーラスにぐっと良い味わいが加わったと思う。それから共同プロデューサー、マイク・エリゾンドもこの曲に大きく貢献してくれたね。彼が重厚なベースを加えてくれて、彼とコラボレーションしているエイブ・ラウンズも、美しく流れるようなリズムを加えてくれたんだ」

今回の「A Hard Lesson」のアートワークは、ベルギー生まれでメキシコシティを拠点に活動するアーティスト、フランシス・アリースの映画からの静止画です。彼の映画『Cuentos Patrióticos』はラファエル・オルテガとの共同制作で、1968年にメキシコシティ中心部で起きた出来事を題材にしています。当時、政府に対する学生デモに対し、公務員たちが集まるよう命じられましたが、彼らは政府への支持を示す代わりに、羊の鳴き声を真似て抗議の意思を示したのです。

「電柱と男と羊が写ったこの映像が目に飛び込んできて、強烈な印象を受けたんだ。なぜ惹かれたのか、合理的な説明はできなかったけど、僕にはそこに何か、その場所にまつわる物語があるように思えて、それがこの曲にぴったりだと感じたんだよ」
 
映像の中には、フランシス・アリースがこの出来事が起こったメキシコシティの広場を歩く姿が映っていて、その後を追って一匹の羊がやって来たと思ったら、その後にもう一匹、また一匹と他の羊も加わり、みんなで一緒に円を描いて歩き続けるんだ。何とも風変わりで不思議な感じがして、僕はとても気に入ってしまったんだ。とてもクールなアートフィルムだと思うので、ぜひ彼の他の作品も見てほしいね」
なお、彼の公式HPでは現在、1986年の大ヒット・アルバム『So』のオリジナル版のミックスを手がけたケヴィン・キレンが、リアル・ワールド・スタジオに滞在した際に新たに制作したという「Don't Give Up」のイマーシヴ・ミックスが公開されています。この新しいイマーシヴ・ミックスは、ドルビーアトモス・オーディオに対応した一部のストリーミング・プラットフォーム(Apple Music、Amazon Music、Tidal)で聴くことができます。

公式サイト・リンク

この新たなミックスについて、ケヴィンは次のように述べています。

「彼の代表作のひとつであるこの曲を、イマーシヴ・フォーマットにするという役目を託してもらえるとは、身に余る光栄だ。ヴァース部分のヴォーカルの冷徹な理性と、包み込むようなケイトの声の温かさとの対比を強調することについて、ピーターと私はたっぷりと話し合いを重ねた。その分このバージョンでは、コントラストがより際立っていると思う。皆さんがこの新しいミックスを気に入ってくれたら嬉しいね」
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Peter Gabriel
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ピーター・ガブリエル
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ピーター・ガブリエル
『Peter Gabriel 3』
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