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サエキけんぞうが読み解く「ロックの時間」特集上映──全14作品・27日まで東京・神保町にて開催中

一風変わったロック映画の特集上映が開催中。東京・神田神保町のシネマリスでは今月27日(木)まで、ロック映画全14作品を上映するとともに、14本の映画すべてを上映後、サエキけんぞう氏が解説するというもの。中には日本最後の上映になるものもあり!
〈以下、公式インフォメーションより〉
 
サエキけんぞうさんが読み解く!

「ロックの時間」

特集上映のご案内

スクリーンに刻まれた反逆の記録
ライブの熱狂、神話の誕生、その裏側。
これは“音楽映画特集”ではなく、ロックという文化の記録である。
音楽家で著述家、幅広い活動を続けるサエキけんぞう氏が読み解く「ロックの時間」の特集上映が、14日から27日まで、東京・神保町のシネマリスで開催されている。

ロックの創始者チャック・ベリーからビートルズにローリング・ストーンズ、ザ・フーやルー・リード、CCCにエリック・クラプトンやジョー・ストラマー、『モンタレー・ポップ』では、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンも登場する。また、日本人ヴォーカリスト、ダモ鈴木が在籍したCANの音楽からなる『デッドロック』など14本の映画すべてを、サエキけんぞう氏が上映後解説する(それぞれ1回ずつ)。ローリング・ストーンズの最初のライヴ・ドキュメンタリー『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』と、ジョン・レノンも出演した『ロックン・ロール・サーカス』は、権利期間の終了により今回が日本最後の上映になる。未公開の『ザ・ビートルズ・アンド・インディア』は今回だけの上映となる。

1日2本の映画が期間中の午後に上映されるが、上映時間や、サエキ氏の登壇回などの詳細は、シネマリスの公式サイトで確認を。

シネマリス公式サイト
サエキけんぞう

ミュージシャン(パール兄弟)、作詞家、音楽プロデューサー


【サエキけんぞうさん コメント】
1960年代、ロックはただの“青春”ではなく、世界の見え方そのものを変えてしまった。
人権、階級、世代、国家、性、芸術、ファッション、ドラッグ、政治、映画──あらゆる境界を揺さぶりながら、若者たちはギターの轟音とともに、新しい時代を夢見た。
チャック・ベリーが切り開いたロックンロールの衝動は、ビートルズとストーンズによって世界を覆い尽くし、モンタレー・ポップではジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンが時代の火花となって燃え上がる。ザ・フーはロックを破壊と芸術の極限へと押し上げ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは地下世界の詩とノイズを響かせ、パンクは “生き方” として再び街へ帰ってきた。
しかし、ロックの本当の魅力は、完成された神話の中ではなく、その瞬間にしか存在しない熱、矛盾、混乱、そして人間の表情にある。ステージ袖の沈黙、観客の熱狂、ツアーの孤独、時代の陶酔、崩壊していく理想……カメラは単なる記録を超え、時代そのものを焼き付けていった。「ロックの時間」は、そんなロックと映画が出会った奇跡の瞬間を集めたプログラムだ。ここにあるのは懐古ではない。スクリーンに映るのは、“若さ”そのもののエネルギー。
ロックは過去の音楽ではない。それは今もなお、誰かの人生を変え続けている。
また、各映画のパンフレット(在庫限り)やポストカード10枚セットを販売。『モンタレー・ポップ』Tシャツは特別価格(黒2,000円、白1,000円)で販売。

上映する映画は、以下の14本。
A チャーリー・イズ・マイ・ダーリン

1965年9月3~4日のアイルランド・ツアーを追った、ストーンズが記録された初めてのフィルム。2011年に新たに発掘された未編集未発表のステージ映像など(全体の半分以上)を加えて再編集された2012年版。時代を画した傑作ライヴ・ドキュメンタリー。

監督:ピーター・ホワイトヘッド 1965-2012年 / イギリス / 63分 / 原題:Charlie Is My Darling / 字幕:林かんな
B モンタレー・ポップ

「サマー・オヴ・ラヴ」と呼ぶにふさわしい1967年の美しい6月の週末、新しいロックとロックフェスの到来を告げた世紀の祭典がサンフランシスコの南、モンタレーで開かれた。ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、オーティス・レディング、彼らがここから新時代のスーパースターへと躍り出た。

監督:D.A.ペネベイカー 1968年(2017年4Kレストア版)/ アメリカ / 78分 / 原題:Monterey Pop / 字幕:George Cockle ザ・サーファーズ・ジャーナル・ジャパン
C ロックンロール・サーカス

ローリング・ストーンズが企画・製作し彼らがホスト役も務めたライヴイベントの撮影は、1968年の12月の2日間で行なわれた。〈悪魔を憐れむ歌〉のジャガーのパフォーマンスはバンド史上でも傑出している。ジョン・レノンはビートルズ以外のメンバーと組んで初めてライヴを行なった。

監督:マイケル・リンゼイ=ホッグ 1968-1996-2019年 / イギリス / 66分 / 原題:Rock And Roll Circus / 字幕:林かんな
D ザ・フー キッズ・アー・オールライト

ビートルズ、ローリング・ストーンズと共にブリティッシュ・ロックの黄金期を牽引し、ロックを革新し続けたスーパーバンド、ザ・フー。1964年から78年までの代表曲のライブパフォーマンスを中心とした、ロック・ドキュメンタリー映画史上の傑作。

監督:ジェフ・スタイン 音楽監督:ジョン・エントウィッスル 1979年 / イギリス / 110分 / 原題:The Kids Are Alright / 字幕:福永詩乃
E ザ・ビートルズ・アンド・インディア

アシュラムで撮影された35mmフィルムや1966年インドのラジオ局で収録されたジョージ・ハリスンのインタビューなど、新たに発見された素材をふんだんに使用。パティ・ボイドなどほとんどの関係者や目撃者の証言を網羅、史上最高のロック・バンドの歴史的な旅の真実と影響を可能な限り調査し作り上げた。

監督:アジョイ・ボーズ、ピーター・コンプトン 2021年 / イギリス / 96分 / 原題:The Beatles And India / 字幕:石田淳子
F エリック・クラプトン アクロス24ナイツ

1990-91年本拠地ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)における42回の公演。フルオーケストラ、ブルース、ロックといった様々な編成で行ない、それらはフィルムで記録された。30数年を経た今、ベスト・パフォーマンスを選び抜き、4Kでここに完成。

監督:デヴィッド・バーナード 2023年 / イギリス / 115分 / 原題:Eric Clapton - Across 24 Nights / 字幕:小泉真祐
G デッドロック

 “ニュー・ジャーマン・シネマの孤狼” ローラント・クリックが放った凶暴でサイケな白日夢=ポスト・アポカリプス的傑作クライム・アクション! ジャーマン・プログレの雄CANのロックが殺戮の荒野に炸裂! 登場人物わずか7人が灼熱の荒野に繰り広げる非情の饗宴。

監督:ローラント・クリック 1970年 / ドイツ / 85分 / 原題:Deadrock / 字幕:小泉真祐

 
H ソングス・フォー・ドレラ

伝説的な元祖アングラ・ロックの旗手、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド。その両雄、ルー・リードとジョン・ケイルが、1968年の決別以来21年ぶりに共演した無観客ライヴの記録映画。彼らにとって圧倒的なメンターであり愛憎ともなう友人アンディ・ウォーホル追悼のために行なった。

監督:エドワード・ラックマン 1990年-2021年(4Kレストア版)/ アメリカ / 55分 / 原題:Songs For Drella / 字幕:林かんな
I ブルースの魂

1970年代初頭、音楽ドキュメンタリー作家ロバート・マンスーリスは、本物のアメリカン・ブルースの名残をフィルムに収めようとミシシッピ・デルタを旅し、B.B.キングをはじめとする伝説的なミュージシャンたちの率直なインタビューや親密な演奏を撮影。

監督:ロバート・マンス―リス 1973年 / フランス / 88分 / 原題:Le Blues entre les dents / 字幕:福永詩乃
J クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド

ビートルズ解散後世界一売れるバンドに上り詰めたCCRだがたった4年間で解散してしまう。フルライヴを撮影した唯一のフィルムが50年を経てロンドンの金庫で発見された。絶頂期最高の演奏とバンドの軌跡が4Kで編集され、一本の映画として誕生。

監督:ボブ・スミ―トン 2022年 / アメリカ / 86分 / 原題:Travelin’ Band Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall / 字幕:林かんな
K レッツ・ロック・アゲイン!

傑作「ロンドン・コーリング」誕生から40年を経て、パンクとはアティテュードだという姿勢を生涯貫いたロンドン・パンクの伝説、元クラッシュのジョー・ストラマー最期の2年間を捉えた魂のドキュメント。

監督:ディック・ルード 2004年 / アメリカ / 67分 / 原題:Let’s Rock Again
L チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン

ロックンロールの創始者で、人種や世代の壁を越え、後続のアーティストと文化・社会に圧倒的な影響を及ぼしたチャック・ベリーへのトリビュートとして、PBS(アメリカの公共放送)のために制作されたドキュメンタリー。

監督:ロン・ワイズナー、チャック・サイモン、リチャード・フース 2020年 / アメリカ / 55分 / 原題:Chack Berry Brown Eyed Handsome Man / 字幕:福永詩乃
M ビートルズがいた夏

ポール・マッカトニーが「未来のノスタルジア」と呼ぶビートルズの小さな名曲「Things We said Today(今日の誓い)」をタイトルにすえた本作は、100時間以上のニュース番組と100時間の個人の8ミリフィルムから抜粋したアーカイヴ素材で構成される。

監督:アンドレイ・ウジカ 2023年 / フランス・ルーマニア / 85分 / 原題:TWST:Things We Said Today / 字幕:福永詩乃
N アニタ 反逆の女神

ローリング・ストーンズのミューズであり共作者、女優、モデル、ボヘミアン・ロック・シックを生み出したファッション・アイコン、そして愛情深い母親でもあったアニタ・パレンバーグ。1960-70年代ロック文化の象徴ともいえる彼女の、波乱に満ちた人生が明らかに。

監督:アレクシス・ブルーム、スヴェトラーナ・ジル 2024年 / アメリカ / 113分 / 原題:CATCHING FIRE:The Story of Anita Pallenberg / 字幕:福永詩乃

8月14日(金)~8月27日(木)シネマリスにて開催

配給:オンリー・ハーツ
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