ジム・モリソンがリザード・キングになった理由

ドアーズのメンバー、ロビー・クリーガー(g)とジョン・デンズモア(ds)が、アメリカの有名なニュース・キャスター、ダン・ラザーの番組で、“リザード・キング(トカゲの王)”のキャラクターに変化したジム・モリソンについて語った。

デンズモア「モリソンはドアーズを結成するまで歌ったことがなかったんだ。コンサートに行ったことはあるけど、自分が歌ったことは一度もなかったと言ってたよ。だから、彼のヴォーカルは天賦の才能だった。ただし最初の頃は、僕らの方は見ても観客に目を向けることすら出来なかったんだ。それが徐々にあのリザード・キングのキャラクターが姿を現したんだ」

クリーガー「僕が思うに、リザード・キングのキャラクターは、ずっと前から彼の中にあったんだよ。彼はそれをいつ表面に出そうか、待っていたのさ。弓矢の弦を引いたまま21年が経って、ようやくその弦を放った気分だって、モリソンも言っていたからね」

ドアーズは、最後に撮影されたコンサート『Live at the Isle of Wight 1970(ワイト島のドアーズ 1970)』のDVDを発売したばかりだが、このコンサートはバンドに不穏な緊張感が漂う中で行われ、2013年に他界したレイ・マンザレク(key)も次のように語っていた。「僕らのステージは落ち着いてはいたけど、実はかなりピリピリしていたんだ。激怒する感情を抑えて演奏していたからね。ジムのヴォーカルは万全だったし、彼は全力を尽くして歌っていたけど、全く筋肉を動かしていなかった。それは彼の心に足かせが掛けられていたからさ」
 

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