ジョン・レノンの妹がストロベリー・フィールドのチャリティ・キャンペーンを支持

pic: KOH HASEBE / Music Life / Shinko Music
ジョン・レノンの異父姉妹ジュリア・ベアードが全面的に協力し、ストロベリー・フィールドのレンガの売上金を寄付するというチャリティ・キャンペーンが行われています。

1967年に不朽の名作となった「ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー」に登場する本物のストロベリー・フィールドは、救世主軍が運営する孤児院でしたが、70年代に取り壊されました。

このキャンペーンは、その跡地を訪れた人々に実際の建物に使われていたレンガを一つ約100ドルで販売し、その売上金を学習障害児のための施設に寄付するというもので、レンガは2500番までのシリアル番号が入った限定版で、化粧箱入りで販売されています。

救世主軍は、ストロベリー・フィールドのウェブサイトで、次のように発表しています。

「我々がこの跡地を一般公開するのは初めてのことですが、訪問者の方々がこれからもずっとこの場所を称賛し、楽しんでいただければと思います。この地を訪れることで、かつてここにあった救世主軍の孤児院について、またジョン・レノンとビートルズにとってこの場所がどのような役割を果たしたのかが、おわかりいただけると思います。このキャンペーンの目的は、学習障害のある若者が技術を身に着け、実務経験を積み、自信を高め、仕事を達成するための職業訓練と職業を斡旋する新たな拠点を築くことです。ストロベリー・フィールドの復活に是非ご協力ください」

ジョン・レノンの異父姉妹にあたるジュリア・ベアードも、このキャンペーンを全面的に支持し、次のように述べています。

「ビートルズのファンなら、学習障害のある多くの若者に希望を与えるこの重要なプロジェクトをどうやって支持していくのか、わかるでしょうね。父の日も近いし、“ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー”のファンにとって、これ以上のプレンゼントはないわ」

ジョン・レノンは「ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー」を自身が作曲した中で最高の作品の一つと考えていました。

「これは実話なんだ。僕自身についての曲だよ。僕がこれまで実話に基づいて書いたのは、”ヘルプ!“と“ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー”の2曲しかない」レノンは1970年のインタビューでそう語っていました。

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