イエスが二つあっても問題ない！

イエスのオリジナル・シンガー、ジョン・アンダーソンによると、彼が率いるトレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマンのイエスと、ギタリストのスティーヴ・ハウが率いるドラマーのアラン・ホワイト、シンガーのジョン・デイヴィソンのイエスの間に問題はないのだそう。

【現在のメンバー】

YES Featuring Jon Anderson, Trevor Rabin, Rick Wakeman
ジョン・アンダーソン (vo)
トレヴァー・ラビン (g)
リック・ウェイクマン (key)
リー・ポメロイ (b)
ルイ・モリノⅢ (ds)
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YES
スティーヴ・ハウ (g)
アラン・ホワイト (ds)
ジョン・デイヴィソン (vo)
ジェフ・ダウンズ (key)
ビリー・シャーウッド (b)


2017年に集合的な意味でのイエスがロックの殿堂入りを果たして以来、どちらのイエスもツアーを行い、今年の50周年記念を祝っています。

アンダーソンは、「Metal Express Radio」とのインタビューで、次のように語っています。
「ハウとホワイトのイエスとも上手く行っているし、彼らとの間でイエスの名前が問題になったことは一度もないんだ」

アンダーソン率いるイエスは、ロックの殿堂入り以来、“イエス・フィーチャリング・アンダーソン、ラビン、ウェイクマン”としてツアーを始めたが、本来はARW（アンダーソン/ラビン/ウェイクマン）として活動していました。こういった状況になった原因は、イエスというバンド名の所有権が分割されてしまったからです。

アンダーソン「僕にも所有権があるし、クリス・スクワイアとアラン・ホワイトにも所有権がある。クリスの奥さんは、クリスが引退したらARWがイエスという名前を使えるかも、って言ってたけどね」

アンダーソンによると、二つのイエスに必要なのは、ファンの混乱を避けるため、どちらのラインナップに誰がいるのかを明確にすることだと言います。
「スティーヴたちに、そっちのイエスに誰がいるのかをファンに知らせるように言ったんだ。公演場所を教えてくれって、俺に電話が来るけど、俺はハウのバンドじゃないからね」

現在、ハウとホワイトのイエスは全米ツアーの最中で、アンダーソン・ラビン・ウェイクマンのイエスは、来週ヨーロッパツアーを終了し、8月に2週間の全米ツアーを予定しています。また、同じ頃、2017年3月に行われたマンチェスター公演のライヴ音源がCDとDVDで発売される予定です。