オールマン・ブラザーズの「Desdemona」が試聴可能

オールマン・ブラザーズ・バンドの2003年のライヴ音源が4枚のCDに収録された『Peach Picks: Cream of the Crop 2003』が6月15日に発売されますが、曲目リストと、その中に収録されている「Desdemona」のオーディオ・ビデオが公開されました。

この曲の音源は、ツアー中だった2003年8月2日にニューヨークのダリエン・センターで演奏した時のもので、同年3月にはスタジオ・アルバム『Hittin’ the Note』をリリースしています。

バンドのギタリストでプロデューサーを務めるウォーレン・ヘインズが、ビルボードとの最新インタビューで次のように語っています。

「2003年はバンドにとって本当にいい時期で、新しいアルバムが出たり、昔の曲を作り直したり、当時のバンドは絶好調だったよ。だから、あの頃のサウンドをファンの人たちに聴いてもらえたら、と思ってね。長い間、あの頃の曲を聴いてなかったから、また聴いてみたんだけど、当時のバンドがどんなサウンドだったのか、それを知るのは本当に新鮮だった」

ヘインズは、今後も昔の音源をリリースする話があったことを認めましたが、最近バンドのメンバーが気にしていたのは、去年の1月にブッチ・トラックスを、そして立て続けに5月にグレッグ・オールマンを亡くしたことだと語りました。

「なんだか総てがぼんやりしてね。あんな短期間に親しい仲間を二人も失ったら、心の処理が追い付かないよ。だから、ちょっとずつ前へ進んだり後ろへ戻ったりしながら、ずっと動き続けることにしたんだ。亡くなった人たちを崇めるには、プレイし続けることが最善の方法だからね」

元オールマン・ブラザーズ・バンドのオリジナル・メンバーでギタリストのディッキー・ベッツが、7月15日から始まるカムバック・ツアーに2公演を追加、公演日程に8月28日のニューヨーク州と8月31日のニューハンプシャー州が新たに加わりました。ベッツは2014年に一度引退しましたが、先月からステージに復帰しています。

彼のバンドには、息子のデュアン(!!!!!)の他、昨年亡くなったブッチ・トラックス(オールマンのドラマー)のバンド、フレイト・トレインにいたデーモン・ファウラーが参加しています。ブッチ同様、昨年亡くなってしまったグレッグ・オールマンも、息子デヴォン・オールマンが音楽を継いで活躍しており、まだまだオールマン・ファミリーの音楽は根強く支持されているようです。

『Cream Of The Crop 2003』

Disc One
1) Don’t Want You No More
2) It’s Not My Cross To Bear
3) Black Hearted Woman
4) Rocking Horse
5) Hot ‘Lanta
6) Old Before My Time
7) Come And Go Blues
8) Woman Across The River
9) Desdemona
10) The High Cost Of Low Living
11) Hoochie Coochie Man
12) Revival

Disc Two
1) Trouble No More
2) Midnight Rider
3) You Don’t Love Me
4) Who To Believe
5) Stormy Monday
6) Good Morning Little Schoolgirl
7) In Memory Of Elizabeth Reed

Disc Three
1) Ain’t Wastin’ Time No More
2) Worried Down With The Blues
3) Statesboro Blues
4) Stand Back
5) Melissa
6) Mountain Jam
7) Layla

Disc Four
1) Don’t Keep Me Wonderin’
2) Done Somebody Wrong
3) Gambler’s Roll
4) Soulshine
5) Who’s Been Talking
6) Don’t Think Twice, It’s Alright
7) Wasted Words
8) Dreams
9) Whipping Post
10) One Way Out
 

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