ABBとディッキー・ベッツ・バンドの元メンバー、ジョニー・ニールが70歳で死去

ジョニー・ニール『Gun Metal Blue』(Breakin Records:2004)
商品情報:Amazon Music・MP3(JAN 01 2004)¥2,500
オールマン・ブラザーズ・バンド(ABB)とディッキー・ベッツ・バンドの元メンバーで、ミュージシャン/ヴォーカリスト/ソングライターのジョニー・ニール(Johnny Neel)が10月6日、心不全のため70歳で死去しました。

元バンド仲間のウォーレン・ヘインズがSNSで訃報を伝えており、「素晴らしいミュージシャン/シンガーだっただけでなく、ジョニーは地球上で最も面白い人物の一人で、真の個性を持っていた」と綴っています。
1954年にデラウェア州ウィルミントンで生まれたニールは、12歳でジョニー・ニール&ザ・シェイプスとしてファースト・シングル「Talking About People」を録音し、ウィルミントン/フィラデルフィアのローカル・ラジオでヒットしました。

その後、ジョニー・ニール・バンドとして2枚のアルバムをリリースし、1984年にナッシュヴィルに移住したニールは、様々なバンドとクラブで演奏していたところ、ディッキー・ベッツから彼のバンドに誘われました。

ニールは、ディッキー・ベッツ・バンド1988年のアルバム『Pattern Disruptive』で7曲を共作し、キーボードとハーモニカを演奏したほか、「Far Cry」ではリード・ヴォーカルを担当、その才能がグレッグ・オールマンに認められ、グレッグ・オールマン・バンド1988年のアルバム『Just Before the Bullets Fly』で「Island」を共作し、ツアーにも参加しました。

翌1989年、ニールは再結成したオールマン・ブラザーズ・バンドにキーボード/ハーモニカで加入し、バンド1990年のアルバム『Seven Turns』で4曲(No.1シングル「Good Clean Fun」含む)を共作、しかしながら同年バンドを脱退しました。

その後、ニールが1994年にリリースしたアルバム『Johnny Neel & The Last Word』には、ウォーレン・ヘインズと共作した「Maydell」が収録され、ABBがカヴァーしたヴァージョンが、ABB 2003年のアルバム『Hittin’ The Note』にフィーチャーされました。

なお、ニールのソロ・アルバムは、元ABBのジャック・ピアソンが参加した2012年の『Every Kinda’ Blues...But What You‘re Used To』が最後になりましたが、2023年11月にはパフォーマンスを行なっていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品詳細
The Dickey Betts Band
『Pattern Disruptive』


Amazon Music・MP3(OCT 18 1988)¥1,800
商品詳細
オールマン・ブラザース・バンド
『セヴン・ターンズ』


Amazon Music・MP3(JUL 03 1990)¥1,800
CD(2017/9/27)¥1,225
商品詳細
Allman Brothers Band
『Trouble No More : 50th Anniversary Collection』


Amazon Music・MP3(2019/11/8)¥4,500
5CDs(2020/2/28)輸入盤
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