プレスリーのドラマー、D. J. フォンタナが87歳で死去
1954年から1968年まで、エルヴィス・プレスリーのオリジナル・グループでドラマーとして活躍していたD. J. フォンタナが、6月13日に87歳で亡くなりました。
息子のデヴィッド・フォンタナが、フェイスブックにコメントを掲載しています。
「今夜9時33分、父は痛みもなく、とても穏やかに眠りながら息を引き取りました。更にお伝えできることがあれば、明日お知らせしますので、今はそっとしておいていただければと思います」
1931年3月15日にルイジアナ州のシュリヴポートで生まれたドミニク・ジョセフ・フォンタナは、「ハウンドドッグ」「ハートブレイクホテル」「監獄ロック」など、プレスリーの重要かつ有名なレコーディングでドラムをプレイし、ジーン・クルーパやバディ・リッチといったジャズ・ドラマーを模範としていました。
フォンタナは、ルイジアナでハウス・ドラマーとしてカントリー・アーティストのバックを務めていましたが、彼の才能は口コミで広がり、エルヴィスとは偶然そのルイジアナで出会っていました。
フォンタナは、1984年のインタビューで次のように語っています。
「メンフィスからエルヴィスのレコードが送られてきたんだけど、そのサウンドは驚くほど素晴らしくて、他とは全然違っていた。エルヴィスとスコティ・ムーア(g)とビル・ブラック(b)がトリオとしてルイジアナへ来た時に、スコティからドラマーにならないかと誘われて、バックステージで“That’s All Right, Mama”なんかを2~3曲リハーサルしたよ」
フォンタナは、エド・サリヴァン・ショウにプレスリーと出演し、伝説となった『‘68 カムバック・スペシャル』でも、プレスリーをサポートしました。
後年には、リンゴ・スターのアルバム『カントリー・アルバム(Beaucoups of Blues)』でも演奏しています。
また、フォンタナとムーアは、ジェフ・ベック、レヴォン・ヘルム、キース・リチャーズ、ロニー・ウッドらをフィーチャーした1997年の『All the King’s Men』で再結集し、二人は2001年にポール・マッカートニーがカヴァーした「That’s All Right, Mama」でもバックを務めました。
すでにロカビリーの殿堂のメンバーだったフォンタナですが、2009年にはロックの殿堂入りも果たしています。
「俺はヘイライド(カントリー音楽を流すラジオ番組)を聴いて、シンプルであることの重要性を知ったんだ。ある晩、スコティとビルとエルヴィスの曲を聴いて、彼らのサウンドを台無しにしちゃいけないと思った。だから、俺はいつも自分が感じるままに演奏しているけど、もしそれが上手くいかなかったら、二度と同じことはやらない。俺のシンプルなアプローチは、あまりにもビッグバンドの音楽をたくさん聴いているせいだろうし、俺はそれをロカビリーと融合させているんだ」
息子のデヴィッド・フォンタナが、フェイスブックにコメントを掲載しています。
「今夜9時33分、父は痛みもなく、とても穏やかに眠りながら息を引き取りました。更にお伝えできることがあれば、明日お知らせしますので、今はそっとしておいていただければと思います」
1931年3月15日にルイジアナ州のシュリヴポートで生まれたドミニク・ジョセフ・フォンタナは、「ハウンドドッグ」「ハートブレイクホテル」「監獄ロック」など、プレスリーの重要かつ有名なレコーディングでドラムをプレイし、ジーン・クルーパやバディ・リッチといったジャズ・ドラマーを模範としていました。
フォンタナは、ルイジアナでハウス・ドラマーとしてカントリー・アーティストのバックを務めていましたが、彼の才能は口コミで広がり、エルヴィスとは偶然そのルイジアナで出会っていました。
フォンタナは、1984年のインタビューで次のように語っています。
「メンフィスからエルヴィスのレコードが送られてきたんだけど、そのサウンドは驚くほど素晴らしくて、他とは全然違っていた。エルヴィスとスコティ・ムーア(g)とビル・ブラック(b)がトリオとしてルイジアナへ来た時に、スコティからドラマーにならないかと誘われて、バックステージで“That’s All Right, Mama”なんかを2~3曲リハーサルしたよ」
フォンタナは、エド・サリヴァン・ショウにプレスリーと出演し、伝説となった『‘68 カムバック・スペシャル』でも、プレスリーをサポートしました。
後年には、リンゴ・スターのアルバム『カントリー・アルバム(Beaucoups of Blues)』でも演奏しています。
また、フォンタナとムーアは、ジェフ・ベック、レヴォン・ヘルム、キース・リチャーズ、ロニー・ウッドらをフィーチャーした1997年の『All the King’s Men』で再結集し、二人は2001年にポール・マッカートニーがカヴァーした「That’s All Right, Mama」でもバックを務めました。
すでにロカビリーの殿堂のメンバーだったフォンタナですが、2009年にはロックの殿堂入りも果たしています。
「俺はヘイライド(カントリー音楽を流すラジオ番組)を聴いて、シンプルであることの重要性を知ったんだ。ある晩、スコティとビルとエルヴィスの曲を聴いて、彼らのサウンドを台無しにしちゃいけないと思った。だから、俺はいつも自分が感じるままに演奏しているけど、もしそれが上手くいかなかったら、二度と同じことはやらない。俺のシンプルなアプローチは、あまりにもビッグバンドの音楽をたくさん聴いているせいだろうし、俺はそれをロカビリーと融合させているんだ」
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