『FUJI ROCK FESTIVAL '18』開催迫る! MLC的おすすめアクト15選

今年で通算22回目、そして会場を苗場に移してから20回目の節目となる『フジロック』。今年はなんといっても最終日に出演するボブ・ディランが話題です。日本での101回目となる本公演が今年のフジロックのハイライトとなることは間違いないでしょう。

また初日は、ファレル・ウィリアムス率いるN.E.R.D、2日目はアルバム『DAMN.』でピューリッツァー賞を受賞したケンドリック・ラマーがグリーンステージのトリに出演するなど、フジロックらしい幅広いラインナップも見逃せません。他にも総勢200組以上の素晴らしい出演アーティストが発表されていますが、ここではミュージックライフ世代のみなさんにおすすめしたいアーティストをご紹介していきます。

■最終日のグリーンステージを飾るボブ・ディラン

BOB DYLAN & HIS BAND

ボブ・ディラン

7/29(日)GREEN STAGE

やはり注目は今回のフジロックが101回目の来日公演となるボブ・ディラン。『ミュージックライフ』では今からちょうど40年前、1978年の初来日公演も取材しています。当時の誌面ではこのように紹介していました。撮影はザ・ビートルズの来日公演も記録した弊誌の専属カメラマン長谷部宏氏が担当しています。

『ミュージックライフ』1978年4月号より

とにかく、苗場という特別なステージでのライブは歴史的な一夜になることでしょう。お見逃しなく。

■ディラン以外にも注目したいアーティスト

もちろん、ボブ・ディラン以外にも見逃せないラインナップが多数揃っています。ロック、ソウル、レゲエ、カントリー、ブルーグラス、ワールド・ミュージックとジャンル豊富なラインナップがフジロックの魅力ですね。

それではオススメのラインナップを見ていきましょう。

7月27日(金)

MARC RIBOT'S CERAMIC DOG 
マーク・リーボウのセラミック・ドッグ 
7/27(金)FIELD OF HEAVEN






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NYの鬼才ギタリスト、マーク・リーボウが7年振りにフジロックに帰ってきます。前回は"マーク・リーボウと偽キューバ人たち"での来日でしたが、今回は"マーク・リーボウのセラミック・ドッグ"での来日です。ロバート・プラント、トム・ウェイツ、エルヴィス・コステロ、矢野顕子を始め名だたるミュージシャンの作品への参加で有名な彼ですが、自身のバンドではどんなステージを見せてくれるのでしょうか。
ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA(feat. 仲井戸”CHABO”麗市、甲本ヒロト、奥田民生、トータス松本)
ルート・セブンティーン・ロックン・ロール・オーケストラ
7/27(金)GREEN STAGE



 

元ルースターズのドラマー池畑潤二率いる"苗場音楽突撃隊"を中心に、日本最高峰のミュージシャン15名が結集したフジロックには欠かせないバンド。今年は、仲井戸”CHABO”麗市、甲本ヒロト、奥田民生、トータス松本というフジロックでしか実現できない豪華ゲストを迎え、華麗なロックン・ロール・ショーを繰り広げます。

THE TESKEY BROTHERS
ザ・テスキー・ブラザーズ
7/27(金)FIELD OF HEAVEN
7/27(金)THE PALACE OF WONDER/ CRYSTAL PALACE TENT





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オーストラリア・メルボルン出身のザ・テスキー・ブラザーズは、まだ20代のメンバーが中心の若いバンドですが、60~70年代のサザン・ソウル/ブルース・サウンドを再現したかのようなサウンドで注目を集めています。すでにヨーロッパ~アメリカ・ツアーを成功させているので、日本でのライヴにも期待が高まります。
MAC DEMARCO
マック・デマルコ
7/27(金)RED MARQUEE








新世代インディを代表するシンガー・ソングライター、マック・デマルコ。イギリスではブリクトン・アカデミー(5,000人キャパ)を2日ソールド・アウトするほどの人気ぶりですが、今回満を持してフジロック初出場。今年1月の来日時にも破天荒なステージングを見せてくれただけに、フジロックでのステージでも予想外のなにかを起こしてくれそうです。
HOTHOUSE FLOWERS
ホットハウス・フラワーズ 
7/27(金)苗場食堂
7/29(日)FIELD OF HEAVEN






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アイルランド・ダブリン出身のロック・バンド、ホットハウス・フラワーズ。U2のボノに"世界一のホワイト・ソウル・シンガー"と評されたリアム・オ・メンリィのヴォーカルを軸に、R&B、ゴスペル、カントリー、フォーク、アイリッシュ・トラッドなどをブレンドしたルーツ・ミュージックを奏でます。2001年のフジロックではフィールド・オブ・ヘブンの大トリをつとめています。

7月28日(土)

Nathaniel Rateliff & The Night Sweats
ナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツ
7/28(土)FIELD OF HEAVEN






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アメリカ・ミズーリ出身のフォーク・シンガー、ナサニエル・レイトリフ。2015年にリリースしたアルバム『ナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツ』は、アメリカで50万枚以上を売り上げゴールド・ディスクを獲得するなど一躍話題に。アメリカン・ルーツ・ロックで一番脂が乗っているこのバンド、まさに今が見時でしょう。
CARLA THOMAS & HI RHYTHM W/VERY SPECIAL GUEST VANEESE THOMAS
カーラ・トーマス
7/28(土)FIELD OF HEAVEN





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名門スタックス・レーベルのソウル・クイーン、カーラ・トーマスは、メンフィス・ソウルを語る上では欠かす事のできない存在です(父親はあのルーファス・トーマス)。今回は、メンフィスのハイ・サウンドを支えたホッジズ兄弟に加え、実の妹でシンガー、ヴァニース・トーマスも参加。黄金期のメンフィス・サウンドに期待が高まります。

STARCRAWLER
スタークローラー
7/28(土)WHITE STAGE






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エルトン・ジョン、フー・ファイターズのデイヴ・グロール、マイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイらがこぞって絶賛したことで注目を集めているスタークローラー。キレの良いロック・サウンドと弱冠18歳のヴォーカリスト、アロウ・デ・ワイルドが魅せるパフォーマンスに注目です。今年3月に行われた日本ツアーは全てソールドアウトを記録、今回の再来日は必見でしょう。

pic:joshphoto.net-PROOF

FISHBONE
フィッシュボーン
7/28(土)WHITE STAGE








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1979年、アメリカ・ロサンゼルスで結成されたミクスチャー・バンドの先駆者フィッシュボーン。今年の4月にはヴォーカルのアンソニー・ムーア率いるバンドが来日していましたが、フジロックではフィッシュボーンとして登場します。8年振りのフジロック出演ですが、前回同様パンキッシュなステージを見せてくれるでしょう。

RANCHO APARTE
ランチョ・アパルテ
7/27(金)Café de Paris
7/28(土)FIELD OF HEAVEN
7/28(土)THE PALACE OF WONDER / CRYSTAL PALACE TENT




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フジロックに縁の深いクラッシュのジョー・ストラマーも好んで聴いていたというコロンビアのルーツ・ミュージック、クンビア。そのクンビアを軸にしつつ、コロンビアの音楽シーンに新しい風を吹き込むRANCHO APARTEは、今回のフジロックが日本初来日。コロンビアで幅広い年齢層から支持される若手バンドの実力はいかに。

民謡クルセイダーズ
ミンヨウクルセイダーズ
7/28(土)THE PALACE OF WONDER / CRYSTAL PALACE TENT





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日本各地に伝わる伝統的な民謡と、クンビアやレゲエを始めとするラテン・ミュージックの融合を標榜する民謡クルセイダーズ。そのユニークなミクスチャー・サウンドは、あのライ・クーダーも注目しているのだとか。民謡歌手フレディ塚本の歌が苗場のステージに響き渡ります。

7月29日(日)

DIRTY PROJECTORS
ダーティー・プロジェクターズ
7/29(日)RED MARQUEE






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ニューヨーク・ブルックリン出身のダーティー・プロジェクターズは、2009年の5作目『ビッテ・オルカ』で年間ベスト・アルバムを総なめにし、USインディ・ロックを代表するバンドに。7月13日には、昨年のリリースに続き早くも新作『ランプ・リット・プローズ』をリリース予定。8年振りとなる今回のフジロック出演、ステージは前回同様レッドマーキーです。

ANDERSON .PAAK & THE FREE NATIONALS
アンダーソン・パーク & ザ・フリー・ナショナルズ
7/29(日)GREEN STAGE






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ドクター・ドレー『コンプトン』への客演で話題を集めたアンダーソン・パーク。ラップを主としながらも、60'sソウルや80'sブギーのテイストを取り入れるなど、ブラック・ミュージックをアップデートしたソウルフルなサウンドで人気を博しています。ライヴで魅せる圧巻のドラム・パフォーマンスにも注目です。

SANDII & DENNIS BOVELL
サンディー・アンド・デニス・ボヴェル
7/29(日)Café de Paris






 

UKレゲエ・バンド、マトゥンビのリーダーにして70年代後半から始まるラヴァーズ・ロック・シーンの立役者、さらにはUKロックのプロデュースも数多く果たしてきたロンドン・レゲエ・シーンの顔役デニス・ボヴェル。今回は、久保田麻琴が率いたバンドSANDII & THE SUNSETSのヴォーカルSANDIIと共演を果たします。バックにはLITTLE TEMPOを中心とした日本レゲエ界の名ミュージシャンたちが名を連ねています。

Greensky Bluegrass
グリーンスカイ・ブルーグラス
7/29(日)FIELD OF HEAVEN






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ミシガン州カラマズーで結成されたブルーグラス/カントリー・バンド。マンドリン、バンジョー、ギター、ドブロ、アップライトベースと伝統的なブルーグラスのバンド編成ながら、即興演奏やジャム・スタイルを取り入れたステージはアメリカで話題となっています。グレイトフル・デッドやフィッシュなどのジャムバンド・ファンにもオススメです。

番外編

UNFAIRGROUND

英国を代表するフェスティバル、グラストンベリーのアトラクション「アンフェアグランド」が今回特別にフジロックにやってきます。インスタレーションやグラフィティ、サーカスパフォーマーなど様々なアトラクションが展開されます。今年のみの開催なのでお見逃しなく!

開催まであと1ヶ月を切った今年のフジロック。以上のリストを参考にプランを立ててみてはいかがでしょうか。

pic:宇宙大使☆スター

『FUJI ROCK FESTIVAL '18』
2018年7月27日(金)28日(土)29日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場

チケットは各プレイガイドにて発売中
イープラス
ローチケ
チケットぴあ

■総合問合せ/オフィシャルサイト
http://www.fujirockfestival.com

 

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