エアロスミスが初めて使ったツアー用ヴァンが発見される

エアロスミスが結成当時のツアーで使用していたヴァンが、マサチューセッツ州チェスターフィールド近郊の森林で発見されました。

左のボディに〈Aerosmith〉とペイントされ、数十年間そこに放置されていた1964年製のインターナショナル・ハーヴェスター・メトロを発見したのは、米ヒストリーチャンネルが放送する「眠ったお宝探し隊アメリカン・ピッカーズ」のホストを務めるマイク・ウルフとフランク・フリッツ。この番組は、骨董店を共同で営む二人が、アメリカの骨董品や忘れ去られた歴史等を再発見する内容で、「Roll Like a Rock Star」と題した今回のエピソードは7月30日に放送されました。

この土地を以前所有していた人物がエアロスミスの知り合いで、このヴァンはその当時から同じ場所に放置されていたと言われていましたが、その真相を探るために、ウルフが友人のダン・オーバック（ブラック・キーズ）に連絡を取り、オーバックがジョー・ペリーに写真を転送。ペリーがバンドのオリジナル・メンバーだったギタリストのレイモンド・タバーノに連絡を取って、発見場所近くに住むタバーノが実際にヴァンを見て本物だと確認したそうです。

タバーノは次のように語っています。
「あのヴァンでツアーをしていたのは40年くらい前だよ。ボストンからニューハンプシャーまで、125ドルのライヴをやるためにあのヴァンで移動してたんだ。でも、ガソリン代に有料道路、食費を引いたら、一人あたりのギャラは3ドルくらいだった。あの頃、いかに慎ましかったか、そして今のバンドがどれだけビッグになったかを思うと、信じられないね」