ボブ・ディランの『Blood On The Tracks』をテーマにした映画が進行中

2017年公開の映画『君の名前で僕を呼んで（Call Me by Your Name）』でアカデミー賞にノミネートされ、今月末に公開されるホラー映画『サスペリア』のリメイク版でも監督を務めたルカ・グァダニーノが、ボブ・ディランのアルバム『血の轍（Blood On The Tracks）』（1975年）をベースにした映画に取り掛かっているとのこと。『君の名前で僕を呼んで』でプロデューサーを務めた人物が、このアルバムの権利を手に入れ、グァダニーノにコラボレーションの話を持ち掛けたと明かしています。

脚本は、映画『フィッシャー・キング』と『マディソン郡の橋』を手掛けたリチャード・ラグラヴェネーゼで、彼とグァダニーノが『血の轍』の中心的テーマを基に創案した70年代が舞台で、数年にわたる物語の脚本は188ページに及んだと言います。

ラグラヴェネーゼは、「登場人物が感情をこらえている時、それが彼らにとってどういう事なのか、そして、情熱が抑制された感情よりも勝った時に何が起こるのか、それをドラマにした」と語っています。

なお、その名盤『血の轍（Blood On The Tracks）』のブートレッグ・シリーズ第14集『More Blood, More Tracks』（通常版1CD、デラックス版6CD）は、9月21日付けのMLCニュースでお伝えしたように11月2日に発売されます。こちらも忘れずにここでチェックしてください。