ゲディー・リー曰く「今後ラッシュがツアーする可能性はゼロ」

11月16日にアルバム『Hemispheres』（1978年）の発売40周年記念ヴァージョンをリリースするラッシュですが、ベーシストのゲディー・リーによると、バンドが今後再びツアーをする計画は全くないようです。

ラッシュは、ニール・パート（ドラマー）のバンド加入40周年を記念した〈R40ライヴ・ツアー〉を2015年に行っていますが、今年の1月にギタリストのアレックス・ライフソンも「ラッシュは基本的に終わっている」と語っていたように、R40がラッシュ最期のツアーになったようです。

ゲディーは、ローリング・ストーン誌との最新インタヴューで次のように語っています。

「ラッシュが再びツアーに出る可能性がゼロだと言う以外、何も言えないんだ。僕ら3人はとても仲が良くて、友達として人生については語るけど、仕事の話なんかしてないしね。アレックス、ゲディー、ニールがラッシュとしてツアーすることはもうないけど、3人のうち1人か2人で、もしくは3人で演奏する姿を目にする可能性はあるよ」

リーは、スタジオで断片的にレコーディングする事はあるものの、2000年に発表した唯一のソロ・アルバム『My Favourite Headache』に続く新作は考えてないとのこと。

「ここ3年は、新しい本のプロジェクトに時間を取られて、他の音楽プロジェクトのことなんて考えてなかったんだ。とはいえ、いつも頭の隅にはあったけどね。でも、42年間も同じ仲間と親密に仕事をしていると、次にやる事を決めるのは大きな決断だし、次にやりたい事があるのかどうかも大きな疑問なんだ」

12月4日に発売されるリーの新刊『Geddy Lee’s Big Beautiful Book of Bass』は、400ページ全てがベースに関する内容で、ジョン・ポール・ジョーンズ（元レッド・ツェッペリン）、アダム・クレイトン（U2）、ロバート・トゥルージロ（メタリカ）、ビル・ワイマン（元ローリング・ストーンズ）、レス・クレイプール（プライマス）、ボブ・デイズリー（元オジー・オズボーン）らのインタヴューも掲載されている他、バンド仲間のアレックス・ライフソンも協力しているそうです。