シネイド・オコナーがイスラム教に改宗

最近ではマグダ・ダヴィットと名乗っていた歌手のシネイド・オコナーですが、今月イスラム教に改宗し、現在はシュハダ・ダヴィットの名前を使っています。

オコナーは、10月25日付のツイッターに「本日、私をウンマ（世界的イスラム・コミュニティ）に迎えて下さった心優しいイスラム教徒の兄弟姉妹全員に感謝します」と感謝のメッセージを投稿し、イスラミック・センター・アイルランドの指導者も、彼女のイスラム改宗を宣言しています。

オコナーがイスラム教への改宗を発表したのは10月20日で、自身が“イスラムの祈りの呼びかけ”を行う姿を撮影したビデオを投稿していました。

IMPC（アイリッシュ・ムスリム・ピース・アンド・インテグレーション・カウンシル）は、プレス・リリースを掲載し、次のように強調しています。

「彼女のイスラム教改宗は、生涯にわたるイスラム教への探求心と研究に従い、詳細な説明を受けた上での慎重な判断によるものです。改宗したばかりの現段階において、彼女はプライバシーの尊重を望んでおり、精神的な満足感に集中したいとのことです」

オコナーが精神的な問題を抱えていたのは周知の事実で、2007年には、4年にわたり双極性障害と診断されていた事をテレビ番組で明かしている他、去年の9月には、フェイスブックに投稿したビデオの中で、自分には自殺願望があり、ニュージャージーのトラベロッジ（ホテルチェーン）に一人で住んでいたと語っていました。

その後、〈ドクター・フィル〉という番組に出演したオコナーは、次のように語っています。

「私のように悩んでいる人たちを救いたいわ。世の中には心の病について語るのを恐れている人たちがいるけど、それがロッカーたちよ。音楽業界の有名な人たちね。でも、芸能界にいる私たちのような人間が、実際に話し始めるのが大事だと思うの」