フォリナーのヒット曲をフィーチャーしたミュージカルが2019年にカナダで初上演

今年結成40周年を迎えたフォリナーですが、彼らのヒット曲を中心に構成したミュージカル『ジュークボックス・ヒーロー（Jukubox Hero, The Musical）』が、来年の2月20日から24日までの期間限定で、トロントのエド・マーヴィッシュ劇場にて世界初上演されます。

「ジュークボックス・ヒーロー」は、フォリナーが1981年に発表し、全米チャートで第1位になった4枚目のアルバム『フォリナー４』に収録されている楽曲のタイトルでもあります。

「I Want To Know What Love Is」、「Waiting For A Girl Like You」、「Hot Blooded」など、チャートのトップ30に入ったフォリナーのヒットソングを16曲もフィーチャーしたこの作品は、ペンシルベニア州の工業地帯にあるブレイドンという町が舞台で、州最大の工場閉鎖に打撃を受け、失業と不安定な状態に直面したコミュニティが、ロックのスーパースターになった地元出身の少年ライアンに助けを求めるというストーリー。脚本は映画『ザ・コミットメンツ』や『アクロス・ザ・ユニバース』を手掛けたイギリス人のディック・クレメントとイアン・ラ・フレナイズが担当しました。

このミュージカルのきっかけは、フォリナーの創立メンバーでギタリストのミック・ジョーンズが、80年代に空港のラウンジで偶然ダイアナ・ロスと出会い、ロスからフォリナーの音楽が映画や舞台作品に向いていると言われたことが発端で、それ以来このミュージカルの制作を考え始めたといいます。

ミック・ジョーンズは、フォリナーのマネージャーであるフィル・カーソンとスチュワート・ヤングと共に、アーティスティック・チームのリーダーも務めています。