マイケル・ジャクソンのセクハラを描いたドキュメンタリー映画が初上映

pic: KOH HASEBE / Music Life / Shinko Music
1月24日から2月4日まで、ユタ州のパーク・シティで開催されるサンダンス映画祭で、90年代にマイケル・ジャクソンから性的虐待を受けたという現在30代の男性2名のエピソードを描いた233分のドキュメンタリー映画『Leaving Neverland』が世界初上映されます。

監督・制作を務めたのは、ドキュメンタリー映画『The Paedophile Hunter』や『Three Days of Terror: The Charlie Hebdo Attacks』を手掛けたダン・リードで、それぞれ7歳と10歳の時から長年にわたりマイケルからセクハラを受けていたという2名の男性が、性的虐待の内容や、後にどのようにしてこの問題と折り合いをつけたかについて語っていますが、映画の中で男性二人の身元は明かされていません。

マイケル・ジャクソンは、2003年に児童性的虐待の容疑で逮捕されていますが、2005年の裁判で無罪を言い渡されています。この映画の上映発表に対し、マイケルの遺産管理団体は〈Pitchfork〉に次のような声明を送っています。

「これは、またしてもマイケル・ジャクソンを利用して金儲けを企む常軌を逸した哀れでおぞましい行為です。ウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックは、マイケルが彼らに対し不適切な行為を一度もしなかったと宣誓証言をしています。

〈詐欺の天才〉と自称するロブソンとセーフチャックは、マイケルの遺産管理団体に対して訴訟を起こし、何百万ドルも要求しましたが、どちらの訴訟も棄却されました。

この〈ドキュメンタリー〉と呼ばれる映画は、過去に行われた信ぴょう性のない申し立てを蒸し返しているにすぎません。信頼される映画監督が、なぜこのプロジェクトに関わったのか、理解に苦しみます」

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