ジャクソン５の創設メンバー、ティト・ジャクソンが70歳で死去

ジャクソン5、1973年4〜5月、東京音楽祭に招かれて初めての来日。写真後列左から、ジャッキー（長男、ただし第二子。第一子は長女リビー）、今回亡くなったティト（次男）、マイケル（六男。彼と双子で五男のブランドンは生まれて間もなく他界）、続いて四男マーロン、右端が三男ジャーメイン。前列、ティトの手前にいるのが末弟・七男のランディ。この他、ジャーメインの次に次女ラトーヤ、そして一番下に三女ジャネットと続く。

ジャクソン５（Jackson 5）の共同創設メンバーで、シンガー／ギタリストのティト・ジャクソン（Tito Jackson）が9月15日、70歳で死去しました。

3人の息子が訃報を伝えており、CBSの情報番組「Entertainment Tonight」によると、ジャクソンはニューメキシコからオクラホマの自宅に帰る途中、運転中に心臓発作を起こした後に亡くなったそうです。

1953年にインディアナ州ゲーリーでジャクソン家の次男として生まれたティトは、マイケルとジャネットの兄であり、1964年に兄弟のジャッキー、ジャーメイン、マーロン、マイケルらとジャクソン5を結成しました。

1968年にモータウンからデビューしたグループは、「I Want You Back」「ABC」「The Love You Save」「I’ll Be There」の4曲が連続でNo.1シングルに輝き、わずか5年間で17曲がトップ10シングルになり、1975年までに世界中で6,000万枚以上のレコードを売り上げました。

1975年にモータウンを離れたグループは、弟のランディをラインナップに加え、ザ・ジャクソンズに改名して活動を続け、1976年から半年間、ジャクソン・ファミリーが出演するCBSテレビのバラエティ・シリーズ『THE JACKSONS』が放送され、世界的な人気を博しました。

その後、1980年代初頭までにマイケルがソロ活動に重点を置くようになり、1984年に6人兄弟で再結成したグループは、アルバム『Victory』のリリース後にワールド・ツアーに乗り出しましたが、マイケルとマーロンが間もなくグループを離れ、ティト、ジャッキー、ジャーメイン、ランディは最後のアルバム『2300 Jackson Street』をリリースした後、1989年に解散しました。

しかしながら、マイケルが2009年に他界した後、2012年にティト、ジャッキー、ジャーメイン、マーロンが「The Unity」ツアーで再結成し、ティトは亡くなる直前まで、ジャクソンズとしてジャッキーとマーロンとツアーを行ない、SNSの最後の投稿には、9月10日のミュンヘン公演の前に、3人がミュンヘンの「マイケル・ジャクソン・メモリアル」を訪れた際の写真が掲載されていました。

なお、ティトはキャリアを通じて3度グラミー賞にノミネートされ、1997年には「ロックの殿堂」入りを果しています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。

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