マドンナがGLAADの特別賞「Advocate for Change Award(改革支持者賞)」を受賞

アメリカ国内でLGBTQの人々に対する差別的な表現などのメディア・モニタリングを行っている非政府組織〈中傷と闘うゲイ＆レズビアン同盟＝GLAAD〉が、「GLAADメディア賞」の中でも名誉ある「改革支持者賞」をマドンナに授与すると発表しました。

LGBTQコミュニティにおいて、著しい功績のあったメディアや人物に贈られるのが今年30周年を迎える「GLAADメディア賞」ですが、この「改革支持者賞」を受賞した女性はマドンナが初めてで、2013年にアメリカにおける同性婚の合法化を後押ししたとしてこの賞を授与されたビル・クリントン前アメリカ大統領に続き二人目となります。

GLAADの会長で最高責任者を務めるサラ・ケイト・エリスは、プレス・リリースで次のように発表しています。

「マドンナは今までも、そしてこれからもLGBTQコミュニティの最も偉大な支持者となるでしょう。GLAAD史上最大となる今年の授賞式で、我々にとって最も重要な支持者を称賛するのは当然のことです。エイズ危機から国際的なLGBTQ問題に至るまで、彼女はLGBTQの人々が受け入れられる世界のために怯むことなく活動しています。彼女の音楽とアートは、長年にわたりLGBTQの人々の救命的な表現手段になっていますし、彼女の（LGBTQに関する）肯定的な発言と行動は、数えきれないほどの心と意識を変えているのです」

2010年、マドンナはマラウィ（アフリカ）で結婚したゲイのカップルが投獄されたことを非難する声明を発表しています。

「道徳的な信条として、性別、人種、肌の色、宗教、性的指向が何であろうと、私は全ての人々に平等な権利があると信じています。世の中は苦痛に満ちているのです。だからこそ、私たちは人を愛し、人から愛されるために基本的人権を支持すべきなのです」

第30回GLAADメディア賞の授賞式は、5月4日にニューヨーク・シティで行われます。