ガーランド・ジェフリーズがツアー引退を発表

ニューヨーク出身の混血シンガー・ソングライター、ガーランド・ジェフリーズ(75歳)が、作詞作曲・レコーディング活動は続けるものの、ツアーからは引退するとフェイスブックで発表しました。

「演奏を始めて50年以上が経ち、ロックンロールという靴を脱ぐことにした。あと数か月はショウがブッキングされているが、その後の活動は、折に触れてゲスト出演のような形になるだろう。作曲とレコーディングは止めないが、ステージが大好きだった私にとっては苦渋の決断だった。今まで私のステージを見に来て下さった全てのファンに感謝する。詳細は追ってお知らせするが、今日はツアーから引退することをお伝えしたかった。__ガーランド」

父親が黒人と白人のハーフで、母親がプエルトリカンのジェフリーズは、1943年にブルックリンで生まれ、1966年からマンハッタンのナイトクラブで演奏を始めました。それ以来、ドクター・ジョン、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・ケイル、マイケル・ブレッカー、ラリー・キャンベル、ジェイムス・テイラー、U2、ルー・リードなど、多くのアーティストと共演して来ました。

1969年にグラインダーズ・スウィッチ(Grinder’s Switch)というバンドを結成してアルバムを発表するも、1970年に解散。その後ソロ活動に入って1973年には初のソロ・アルバムをリリース、以降ここ最近まで何度かの不遇な時もありましたが、必ず第一線へのカムバックを果たして来ました。

1977年にはラジオでオンエアされたシングル「Wild in the Streets」がヒット、同曲は後にサークル・ジャークスやクリス・スペディング、ブリティッシュ・ライオンズなど複数のアーティストにカヴァーされ、彼の代表曲の一つになりました。

ブルース、ロック、ソウル、レゲエを通じ、ニューヨークのストリート詩情を表現してきたジェフリーズは、2017年に最新アルバム『14 Steps To Harlem』をリリースし、来日公演も果たしています。

今年の公演日程は、5月4日、9日、10日と6月29日のニューヨーク公演のみとなっています。ただし、これが最後になるのかどうかは、まだ分かっていません。

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