ブラック・クロウズのドラマー、スティーヴ・ゴーマンが回顧録を出版

ブラック・クロウズが発表した9枚のアルバムでドラマーを務め、2015年の解散までメンバーだったスティーヴ・ゴーマンが、ブラック・クロウズの伝記とも言える回顧録『Hard To Handle: The Life And Death Of The Black Crowes』を9月24日に出版します。

1989年にデビューしたブラック・クロウズは、「Hard To Handle」「She Talks To Angels」「Remedy」などのヒットで大成功をおさめ、90年代初期にはスターダムにのし上がりました。『Rolling Stone』誌の表紙を飾り、MTVではひっきりなしにビデオが流れ、1990年のデビュー・アルバム『Shake Your Money Maker』と1992年のセカンド・アルバム『The Southern Harmony and Musical Companion』は、60年代～70年代に生まれた当時の若者らに、クラシック・ロックとブルースのパワーを再発見させています。

しかし、メンバーらのアルコールやドラッグ問題、バンドを結成したロビンソン兄弟の不仲などにより、2002年には活動を停止。2005年に再結成し、2010年から2013年まで活動休止期間はありましたが、2013年までツアーは継続していました。ですが、ロビンソン兄弟のソロ活動や、二人の関係悪化にともない、2015年に再び解散しています。

その生き証人とも言えるゴーマンは、コカインとマリファナにまみれたツアーや、騒動が絶えなかったレコーディング、ロバート・プラントやジミー・ペイジ、ストーンズらと過ごしたバックステージでの模様などを綴っています。しかし彼は、バンドを音楽的にも感情的にも一つにしようと努めてきたと本書で述べています。