元キンクスのキーボーディスト、イアン・ギボンズが67歳で死去

1979年から1996年までザ・キンクスのキーボーディストだったイアン・ギボンズが、8月1日に膀胱がんのため67歳で亡くなりました。キンクスの元メンバーらが結成したバンド、キャスト・オフ・キンクス(The Kast Off Kinks)が、ウェブサイトで発表しています。

ギボンズは当初ギタリストでしたが、キーボーディストに転向し、1979年から1989年までキンクスで活動したのち脱退、その後、イアン・ハンター、スージー・クアトロ、スウィートらと活動し、1993年に再びキンクスに加入してから1996年の解散時まで在籍していました。キャスト・オフ・キンクスには、2008年に加入しています。

ギボンズの訃報を受け、レイ・デイヴィスやデイヴ・デイヴィスが追悼メッセージを発表しています。

レイ・デイヴィス「彼がキンクスのオーディションを受けた時、数コード弾いただけで、キンクスのキーボーディストに適任だとわかった」

「スタジオでは、僕のランダムな提案にも積極的にトライしてくれたし、ツアーのステージでは、彼の笑顔がいつも勇気を与えてくれた。ショウの後には、バーで皆に酒を買ってくれて、イアンの部屋でパーティーしたんだ。バンドのメンバーはファミリーと同じだから、今日は家族を失ったような気持ちだ。長時間のステージが終わり、エアコンが壊れた中、8時間のバス移動が待っていても大丈夫だと思わせてくれた彼の気の利いたユーモアと満面の笑みを思い出している。何とかして悲しみを乗り越え、次の会場へ行き、ステージに立たなければならないが、どうやってこの気持ちにけりをつけたらいいのかわからない、僕はそうしたくないのかもしれない」

デイヴ・デイヴィス「プロとして素晴らしかっただけでなく、イアンはツアー中もレコーディングでも、常に前向きな姿勢だった。長年キンクスで活動し、彼はキンクスの音楽に素晴らしいカラーと広がりをもたらした良き友人だった。彼がいなくなって非常に寂しい」

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