デヴィッド・クロスビーが、バーズ結成の中心人物ロジャー・マッギンに再結集を提案!?

pic: KOH HASEBE / Music Life / Shinko Music
ザ・バーズを結成した中心人物ロジャー・マッギンからデヴィッド・クロスビーへのツイートが、クロスビーから疎遠になっていたメンバーとの再結集を提案させるきっかけとなったようです。

クロスビーの新たなドキュメンタリー『David Crosby: Remember My Name』(MLCニュース参照)に収録されているクロスビーのインタヴューによると、二人はかなり長い間、話していなかったそう。

「ヘイ@thedavidcrosby、俺がキミを嫌っていて、今後もキミとは話さないと言っていると伝えてるけど、それは違うぜ!」と、マッギンは8月3日にツイート。

「ロジャー、ありがとよ。キミと他の奴らと混同したんだな……じゃ、バーズのライヴでもやるかい? 俺はハーモニーを歌うだけで、トークは無しってことで……?」と、クロスビー。

しかし、マッギンは公の場でクロスビーの提案にはいまだ答えてはいません。

バーズのメンバーらが集まって最後に演奏したのは20年近くも前のことで、それはマッギンとクロスビーとクリス・ヒルマンが、ニューヨークのチャリティ・コンサートの最中に、場当たり的にステージで再結集した時でした。その前の1991年には、5人のオリジナル・メンバーが互いの相違点を乗り越え、「ロックの殿堂」入りのセレモニーで集まっています。

今年初旬、マッギンとヒルマンは、バーズのアルバム『ロデオの恋人(Sweetheart of the Rodeo)』の50周年記念ツアー(MLCニュース参照)を行いましたが、報道によると、当時クロスビーはそのツアーに招かれることがなかったため傷ついたという心情をマッギンに伝えたと言われています。

しかしヒルマンが〈Billboard〉に語ったところによると、あのツアーはアルバムの記念ツアーで、バーズの再結成ではないとのこと。クロスビーは『ロデオの恋人』がレコーディングされた時、すでにバンドを脱退していたといいます。

「俺はデヴィッドのことをとっても気にかけているんだ。彼はイタズラ小僧みたいな奴だけど、俺は心から愛しているぜ」と、ヒルマンは語っています。

さて、このマッギンとクロスビーのツイートから始まった「ザ・バーズ再結成」の話、最後にはどんなストーリーを生むのか、気になるところです。

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