スティーヴン・ビショップがニュー・アルバムをリリース　新曲のビデオも公開

「On and On」や「It Might Be You」などのヒット曲で知られ、弊社発行の『AOR AGE Vol.7』でも特集された米シンガー・ソングライターのスティーヴン・ビショップ（67歳）が、13曲入りの新たなスタジオ・アルバム『We’ll Talk About It Later In The Car』を8月30日にリリースします。

ビショップによると、このアルバムには、40年前にヒットすべきだった楽曲が収録されており、本来はキャリアの初期に書いた曲のデモ・プロジェクトでしたが、レコーディングするうちに、正式なアルバムにしようというアイディアが形になったといいます。

既にファースト・シングル「Like Mother Like Daughter」のミュージック・ビデオが公開されていますが、ビショップはこの曲について、「ファンの人たちが今まで聴いていた曲とはかなり違うけど、僕が単なるバラード歌手じゃないってことを知ってほしくてね」と語っています。

ビショップのオリジナル曲に加え、シンガー・ソングライターのジミー・ウェブが12歳の時に書いたという「Someone Else」も収録されていますが、ビショップ以外にこの曲をレコーディングしたのはアート・ガーファンクルただ一人で、ビショップはコンサートのオープニング曲として歌っているといいます。また新作のジャケットは、名盤『ケアレス』のジャケット写真がモチーフになっているようです。

ビショップの楽曲は、友人のエリック・クラプトンをはじめ、フィル・コリンズ、デヴィッド・クロスビー、アート・ガーファンクル、ケニー・ロギンス、パヴァロッティ、バーブラ・ストライサンドなど、多くの大物アーティストらが長年にわたりカヴァーしています。

また俳優でもあるビショップは、1977年の映画『ケンタッキー・フライド・ムーヴィー』や1980年の『ブルース・ブラザーズ』、1983年の『トワイライト・ゾーン：ザ・ムーヴィー』などに脇役として出演もしています。