ジョン・フォガティ、「ウッドストック50」のギャラを退役軍人のチャリティに寄付

ジョン・フォガティは、今年8月に開催予定だった「ウッドストック50」から受け取ったギャラを、アメリカの退役軍人に住まいを提供するチャリティに寄付した模様。60年代に兵役の経験があるフォガティは、「ウッドストック」の愛と平和と音楽の精神を持ち続けたいとのことで、寄付に至ったということです。
 
11月11日の「Veterans Day（復員軍人の日）」には、フォガティが出席するセレモニーがラスヴェガスで開催され、セレモニーの後に行なわれる内輪の上映会では、ジョン・フォガティの新たなコンサート映画『50 Years Trip : Live at Red Rocks』が上映されることになり、フォガティも地元ラスヴェガスの退役軍人たちと鑑賞する予定になっています。
 
9月13日のMLCニュースでお伝えしたように、このコンサート映画は、今年6月20日に行なわれたコロラド州のレッド・ロックス・アンフィシアターでの公演を収録した作品で、11月11日の一夜に限り、全米の一部の映画館でも一般公開されます。

9月13日のニュースでは、ファンが撮影した「Fortunate Son」のライヴ映像を紹介しましたが、現在は映画の公開に先駆け、映画に収録されているプロ・ショットによる「Fortunate Son」のライヴ映像が視聴可能となっています。また、同名のライヴ・アルバム『50-Year Trip : Live at Red Rocks』も11月8日に発売される予定。
 
「ウッドストック50」は、今年の８月16日から18日にかけて開催される予定でしたが、度重なる問題のために何度も開催地の変更を余儀なくされ、初日に出演予定だったフォガティは真っ先に出演を辞退しました（7月26日MLCニュース参照）。その後、フォガティ以外のアーティストも続々と出演辞退を発表し（7月31日MLCニュース参照）、結局イベントが実現することはありませんでした（8月1日MLCニュース参照）。

当初から出演予定だったアーティストにはギャラが支払われていましたが、ウッドストック側が出演契約を解除したためギャラの返却義務はなくなり、主催者側のマイケル・ラングは、ギャラの一部をチャリティに寄付するよう呼び掛けていました。