アイルランドのXTC=パグウォッシュ、デビュー20周年記念日本企画ベスト盤が発売に

ソニー “BeatleDNAシリーズの第6弾” として、「アイルランドのXTC」とも評されるパグウォッシュのデビュー20周年記念日本独自企画ベスト盤が発売になりました。

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〈以下メイカー・インフォメーションより〉

【BeatleDNA第6弾】アイルランドのXTC=パグウォッシュ、デビュー20周年記念日本企画ベスト盤『ザ・ベスト・オブ・パグウォッシュ』発売!

“アイルランドのXTC” とも評されるパグウォッシュのデビュー20周年記念日本独自企画ベスト盤が本2月26日発売となった。BeatleDNAシリーズの第6弾となるもの。パグウォッシュはアイルランドのダブリンで結成。1999年デビュー以来 “Their Mix of XTC meets ELO meets Beach Boys meets Kinks meets Beatles” とも形容されるサウンドで、21世紀において、ビートルズの遺伝子、あるいはプリティッシュ・ポップのDNAを継ぐアーティストを語る時に不可欠なアーティストのひとつといえる。もし彼らの存在を知らないリスナーがいたとしてもパグウォッシュの作品に触れた瞬間、そのことが間違いではないことを認識するはずだ。

PUGWASH
It's Nice To Be Nice
今作はアイルランドのジェフ・リンとも呼ばれているバンド・リーダーのトーマス・ウォルシュが全面監修、選曲の元、最新リマスターを施し、今作のために新たに録音したボーナス・トラック「イッツ・ナイス・トゥ・ビー・ナイス(2019 Strings Ver)」を含む全20曲収録。彼らの記念すべきファースト・アルバム『Armond Tea』からのデビュー・シングル「フィンガー・シングス・イン・ライフ」から、代表曲「アンカー」「アップルズ」「ヒア」、そして最新作まで、彼らの20年の歴史を集大成したオールタイム・ベスト・アルバムとなっている。
PUGWASH
"The finer things in life"
(Official video - 2000)
彼らの音楽ヒーローはXTCだったが、2002年発表のセカンド・アルバム『Almanac』に収録された「アップルズ」がアンディ・パートリッジの目に止まり憧れのXTCとの交流が始まる。アンディ・パートリッジは「この年に聴いた中でもっともエキサイティングな1曲」としてこの曲を挙げ、パグウォッシュについてこう語っている。
 
「パグウォッシュの一番いい曲はビートルズの素晴らしさに近い。彼らはそれぐらい良いバンドなんだ」―――アンディ・パートリッジ(XTC)
Apples
今作には豪華ゲスト陣も参加。彼らの代表曲の名曲「アンカー」はXTCのアンディ・パートリッジとの共作。「オー・ハッピー・デイズ」ではレイ・デイヴィスとアンディ・パートリッジがバック・ヴォーカルとして参加。他、XTCのデイヴ・グレゴリー、ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナー、ディヴァイン・コメディのニール・ハノン、ベン・フォールズなどがゲスト参加した楽曲も収録。
Anchor
パグウォッシュのトーマスから日本のファンへのメッセージが届いた。
 
「40年以上音楽を作り、演奏し、蒐集し、愛してきた僕にひとつ分かるのは、あらゆるジャンルの音楽に驚くほどリスペクトのある日本が、昔から宝の豊富な夢の場所だったということだ。僕は何十年来も大好きなバンドが日本で発売した作品を買ってきたけれど、それらは作品が生まれた本国よりも20年も先にリリースされていた。その手のリスペクトや忠誠心は僕自身が曲を出すようになってからも途切れることがなく、ついには僕にとって初めてのキャリア・ベスト盤が、あなたのすばらしい国でリリースされることになった。実現を手助けしてくれたみなさんにありがとう。早くみなさんの国に行って、心の美しい忠誠的な日本のファンに僕の曲を演奏したり、支えてくれていることに直接お礼が言えたりできますように。」──トーマス・ウォルシュ(PUGWASH)
 
どの曲にもBeatleDNAが感じられる上、XTCやビーチ・ボーイズの匂いまでもがプンプンしてくる。さらにELOやロイ・ウッドから影響も見受けられるという、ポップ・フリークにはたまらないマジカルでドリーミーな世界を堪能してほしい。
 

【バイオグラフィー】

アイルランド、ダブリン出身のトーマス・ウォルシュ率いるバンド、パグウォッシュ。トーマス・ウォルシュは、1997年にパグウォッシュ名義で活動をスタートさせ、99年、アルバム『Almond Tea』でデビューを果たした。2002年に発表したセカンド・アルバム『Almanac』にはジェイソン・フォークナーも参加。サード・アルバム『Jollity』は、ウォルシュが敬愛するXTCのデイヴ・グレゴリーの参加を得て制作されている。そしてデイヴ・グレゴリーの紹介でアンディ・パートリッジがソングライティングで参加、名曲「Anchor」を共作している。パグウォッシュは、その後も『Eleven Modern Antiquities』(2008年)、『The Olympus Sound』(2011年)と、ビートリッシュなサウンドに溢れた作品を発表し続けているが、アイルランドのアーティストとの交流が深いウォルシュは、2009年にはディヴァイン・コメディのニール・ハノンとも新たなユニット、ダックワース・ルイス・メソッドを組み、これまでに捻りの効いたポップ作品『Eponymous』(2009年)、『Sticky Wickets』(2013年)等をリリースしている。

パグウォッシュ『ザ・ベスト・オブ・パグウォッシュ』
Pugwash 『Popularity Pending: 20 Years Of Pugwash... (The "Greatest Hits Album") 』

2020年2月26日
SICX-150    
¥1800+税


収録曲

1. It's Nice To Be Nice/イッツ・ナイス・トゥ・ビー・ナイス
2. Apples/アップルズ
3. Monorail/モノレイル
4. Here/ヒア
5. Take Me Away/テイク・ミー・アウェイ
6. Fall Down/フォール・ダウン
7. Answers on a Postcard/アンサーズ・オン・ア・ポストカード
8. Just So You Know/ジャスト・ソー・ユー・ノウ
9. At The Sea/アット・ザ・シー
10. To The Warmth Of You/トゥ・ザ・ウォームス・オブ・ユー
11. The Perfect Summer/ザ・パーフェクト・サマー
12. Your Friend/ユア・フレンド
13. What Are You Like/ホワット・アー・ユー・ライク
14. Oh Happy Days/オー・ハッピー・デイズ
15. Anchor/アンカー
16. Finer Things In Life/ファイナー・シングス・イン・ライフ
17. Hung Myself Out To Dry/ハング・マイセルフ・アウト・トゥ・ドライ
18. Two Wrongs /トゥー・ロングス
19. Emily Regardless/エミリー・リガードレス
Bonus Track
20. It's Nice To Be Nice(2019 Strings Ver)/イッツ・ナイス・トゥ・ビー・ナイス(2019 Strings Ver)

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