【ついに来日!】KISS最後の来日公演初日12/8(日)仙台公演リポート by 増田勇一+ネタバレ注意詳報!

【第2回】KISS関連書籍が一堂に揃う “シンコーミュージックKISSフェア” が全国書店・楽器店にて開催中!
番外編【ついに来日!】KISS最後の来日公演初日12/8(日)仙台公演リポート by 増田勇一+ネタバレ注意詳報!

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2019.12.09
MUSIC LIFE CLUB・KISS来日記念特設ページ

【番外編】KISS最後の来日公演、初日12/8(日)仙台公演詳報

いよいよスタートした、KISS最後の来日公演。ツアーは12/8(日)の仙台から、ツアーの幕は切って落とされました!

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〈以下メイカー・インフォメーションより〉

KISS、最後のジャパン・ツアーが仙台にて開幕。
すべてが網羅された完璧な2時間がもたらす、極上の興奮と満足感。

 
今年1月より、ツアー活動の終了を示唆する『END OF THE ROAD』というタイトルを掲げながら、2年半がかりのワールド・ツアーを開始しているKISSが、欧米での約100本に及ぶ公演を経て、12月5日に日本上陸。同8日、ゼビオアリーナ仙台にて、最後のジャパン・ツアーが幕を開けた。
 
レッド・ツェッペリンの「ロックン・ロール」が流れるなか、開演定刻の午後6時ちょうどに場内は暗転。お馴染みの「ベストなものが欲しいか/それをおまえは手に入れた/世界でいちばんホットなバンド」という意味合いの言葉が荒々しく挑発的にアナウンスされると、すぐさまオーディエンスを興奮へと導くかのような象徴的なイントロが聴こえ、ステージを覆いつくしていた幕が落ち、まばゆすぎるほどの照明のなか、爆音が轟き、大量の火炎が噴出する。そして、天空の世界からメンバーたちがゆっくりと降りてくる。例によってこのバンドは、最初の登場シーンひとつでオーディエンスのハートをがっちりと掴んでしまう。
 
オープニング・チューンの正体は、敢えてこの文脈のなかでは書かずにおく。もちろんすでに情報は広まっているはずだし、KISSが1曲目に披露する鉄板曲といえば熱心なファンならずとも想像がつくことだろうが、これから先に控えている各地での公演を予備知識のない状態で楽しみたいという人たちへの邪魔はせずにおきたい(こちらの記事の下部にはセットリストも掲載しているので、いわゆるネタバレを避けたい読者はご注意のこと)。ただ、KISSのショウが、演奏内容やそれに伴う演出などについてすべて把握した状態で臨んでも興奮を抑えきれないものであるのも、また事実。ジーン・シモンズが火を吹き、血を吐き、ポール・スタンレーがフロア後方に設えられたサブ・ステージへと空中移動するといった定番の見せ場は漏れなく組み込まれているし、ステージ・セットにしても映像にしても、すべてが最新鋭のものにアップ・グレードされている。曲の数と同じだけではなく、過剰なほどに趣向が凝らされているから、目に飛び込んでくる光景や、そこでのさまざまな出来事、メンバーたちの振る舞いや発言といったものが、頭のなかで整理しきれなくなるほどだ。
 
紅白に彩られた大量の紙吹雪が舞うなかで4人がすべての演奏を終えたのは、場内暗転の瞬間からちょうど2時間を経た午後8時のこと。最後のツアーということもあり、もっと長くステージにとどまっていて欲しい気もするが、観る者の「もっと楽しみたい!」という気持ちが高まっているところで姿を消すのも、KISSの得意技のひとつだ。しかも来場者たちは、そこで不満を口にするのではなく笑顔で帰路に就く。これまた彼らのライヴを象徴する光景のひとつだといえる。何時間観ても観足りない、という人も当然いるだろう。が、KISSは “量” についてももちろんだが “質” にはもっとこだわっている。しかも2時間という時間枠のなかに、このバンドを長年追い続けてきたファンと、初めて彼らのライヴを観る機会に恵まれた人たちの双方が絶対に聴きたがっているはずのキラー・チューンの数々を惜しみなく詰め込んで機能的に配置し、各曲がいちばん効力を発揮する形で炸裂するのだ。そして、KISSとしての完璧なショウを実践するうえで、どれくらいの時間の範囲内でどのような組み立て方をしていくことがベストであるかを、彼ら自身が熟知しているのだ。
 
KISSが初めて日本上陸を果たしたのは1977年のこと。その際から数えて、彼らのジャパン・ツアーは今回が通算12回目ということになる。そして、彼らのツアー人生を締め括るこの長いロードの最終地点は、2021年7月、ニューヨークに設定されていて、それまでの約19ヵ月間のうちに彼らがふたたび日本を訪れる可能性は、彼ら自身の発言やさまざまな状況を踏まえれば、奇跡レベルの低さだと言わざるを得ない。このジャパン・ツアーは、この先、11日の東京ドーム公演を経て、盛岡、大阪、名古屋、と続いていく。見納めなどという言葉は使いたくないが、メンバーたちの言葉をそのまま借りるならば、筆者としても皆さんに「このラスト・チャンスを逃してほしくない」という気持ちだ。もっと言うならば、そうした気持ちは、完全ソールドアウトとなった仙台公演を観たことで、さらに強まっている。
 
また、形態的にはアリーナであるとはいえキャパシティ約4,000人というこの会場で、あり得ないほど間近な距離感でKISSのショウを観たことが、とても贅沢な体験のように感じられたことも付け加えておきたい。なにしろ彼らのショウは、2万人以上を収容するアリーナやスタジアムで演奏することを前提としながら組み立てられたものなのだ。彼らはこの規模の場所にも可能な限りすべてを持ち込み、妥協なきKISSショウを繰り広げてみせた。その凝縮感、親密感といったものにはすさまじいものがあったが、このショウが東京ドームや京セラドーム大阪といった大会場で繰り広げられると、今度はまた違った次元でのエキサイトメントがもたらされることになるに違いない。改めて言うまでもないことだが、いずれの公演も、必見である。
 
増田勇一
 
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東京公演 当日券情報
12月11日(水)東京ドーム公演の当日券を16時より会場にて販売致します。
 
場所:東京ドーム 22番ゲート横の当日券売り場
販売券種:S席 ¥20,000(税込)
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〈以下ネタバレ注意!〉
2019年12月8日(日)
KISS - END OF THE ROAD WORLD TOUR 
ゼビオアリーナ仙台公演

(17:00開場/18:00開演)

〈バンドメンバー〉
ジーン・シモンズ(ベース/ヴォーカル・70歳)
ポール・スタンレー(ギター/ヴォーカル・67歳)
トミー・セイヤー(ギター・59歳)
エリック・シンガー(ドラムス・61歳)

■4年半振りの来日公演。初来日は1977年、通算12回目の来日公演

■今回は「END OF THE ROAD WORLD TOUR」と銘打ったファイナル・ツアーで、これが最後の来日公演となる。

■コンサートは「You Wanted The Best. You Got The Best. The Hottest Band In The World... KISS !!」といったお馴染みのフレーズが会場内に鳴り響き、代表曲「Detroit Rock City(デトロイト・ロック・シティ)」からスタート。1曲目曲中ではポール・スタンレーが「ヘイ、センダイ!」と挨拶。

■ジーン・シモンズが「War Machine(ウォー・マシーン)」で火を吹き、「Love Gun(ラヴ・ガン)」ではポール・スタンレーが空を飛ぶなど、年齢を全く感じさせないパフォーマンスを披露。また、ポール・スタンレーは自身の子供の頃の思い出の曲として坂本九さんの「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」をサプライズ披露。最後の曲「Rock And Roll All Nite(ロックンロール・オールナイト)」では大量の紙吹雪が舞うド派手な演出で満員約4,000人の観客を魅了した。

■コンサート時間は約2時間。上記代表曲を含む20曲を披露。
 
Kiss “End Of The Road World Tour” Set List
12月8日(日)ゼビオアリーナ仙台


Detroit
Shout
Deuce
Say Yeah
I Love It Loud
Heaven's One Fire
War Machine
Lick It Up
Dr. Love
100,000 Years
Cold Gin
God Of Thunder
Psycho Circus
Lemme Go Rock And Roll
Love Gun
I Was Made For Lovin' You
Black Diamond
Beth
Crazy Nights
Rock And Roll All Night

■来日公演は、この仙台公演を皮切りに、東京・盛岡・大阪・名古屋で開催。全国5都市5公演で計70,000名を動員予定。

■「END OF THE ROAD WORLD TOUR」は2019年1月31日にカナダ・ヴァンクーヴァー公演からスタート、各国での公演を経て2021年7月17日ニューヨーク公演が最終となる。約2年半もの期間のフェアウェル・ツアーはバンド史上最大規模のツアーとなる。

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番外編【ついに来日!】KISS最後の来日公演初日12/8(日)仙台公演リポート by 増田勇一+ネタバレ注意詳報!

商品詳細
ポール・スタンレー著
『ポール・スタンレー新自伝 バックステージ・パス』

(購入特典:表紙ポストカード)
書籍(2019/12/21)
SMRS直販 ¥2,530+送料¥650

■来日公演情報
KISS “END OF THE ROAD WORLD TOUR”


【仙台】※SOLD OUT
12月8日(日)  ゼビオアリーナ仙台
OPEN 17:00/START 18:00

【東京】
12月11日(水)  東京ドーム
OPEN 17:30/START 19:00

【盛岡】※SOLD OUT
12月14日(土)  盛岡タカヤアリーナ(盛岡市総合アリーナ)
OPEN 16:30/START 17:30

【大阪】
12月17日(火)  京セラドーム大阪
OPEN 17:30/START 19:00

【名古屋】※SOLD OUT
12月19日(木)  ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
OPEN 18:00/START 19:00

さらなる公演の詳細はウドー音楽事務所のツアー特設サイトページをご確認下さい。

商品詳細
Kiss
『Kissworld-The Best Of』


CD ¥2,303

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