ブライアンとロジャーのイーノ兄弟による初のデュオ・アルバムが3月にリリース決定&先行トラック配信スタート

Pic : © Bee Eno and Mary Evers
意外や、兄弟二人での共同作品は初めてなのだとか。イーノ兄弟による15年越しのアルバムが、間も無くリリースです。

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〈以下メイカー・インフォメーションより〉
 
ブライアン・イーノとロジャー・イーノ兄弟による初のデュオ・アルバム『ミキシング・カラーズ』が3月20日(金)リリース決定。先行トラックも配信スタート

1970年代半ばからアンビエント・ミュージック(環境音楽)の先駆者として活躍し、近年ブームとなっているポスト・クラシカル(ネオ・クラシカル)にも多大な影響を与えたブライアン・イーノと、その弟ロジャー・イーノの兄弟が初のデュオ・アルバム『ミキシング・カラーズ』を、クラシックの老舗レーベル、ドイツ・グラモフォンから3月20日(金)に発売することが発表された。

『ミキシング・カラーズ』は何年もかけて磨き上げられたもので、兄弟の15年にわたるコラボレーションをまとめたものだ。ロジャーが1曲ずつMIDIキーボードで録音し、MIDIファイルを兄ブライアンに送る。兄は曲の内容に手を加えたり処理したりして、1曲ごとに独自のサウンド世界を作り上げた。「これは15年以上にわたる、ぼくらの会話のやりとりのようなものだね」とロジャーは語る。

『ミキシング・カラーズ』は、音楽の過去と未来のあいだに橋をかけている。ロジャーの曲にはシューベルト後期の憧れにみちたメロディがあり、ブライアンのサウンドデザインには革新的なエレクトロニック・ミュージックを使ったコンセプチュアル・アートが取り入れられており、新しいメディアがもつ創造的可能性を追求し続ける彼の、変わらぬ姿勢が反映されている。収録された18曲には、1曲をのぞいてすべて色と関連したタイトルがついている。これらは、抽象画で使われる色彩と共通するところがある。そしてすべての曲が一体となり、音色や音のコントラストに対する深い瞑想が生みだされている。

『ミキシング・カラーズ』についてロジャーは、「この作品は、ぼくらが共有するアート、音楽、文学への興味から出発し、まさにコラボレーションそのものとして実ったものだ」とつけ加える。「このアルバムを聴けば聴くほど、とりわけブライアンが作り出したすばらしい世界に触れれば触れるほど、聴き手は巨大な風景の中に入り込み、その中で無限の時間を過ごせるようになる」。アルバム・ジャケットに使われている絵は、ドム・セオバルドの作品で、とりわけショッキングな1枚は、ロジャーからブライアンにプレゼントされたものである。

■配信情報
アルバム『ミキシング・カラーズ』より「Celeste(セレステ)」は、こちらで先行配信中
ロジャー・イーノ & ブライアン・イーノ
Roger Eno And Brian Eno

『ミキシング・カラーズ/Mixing Colours』


発売日:2020年3月20日(金)

■収録曲
01. Spring Frost
02. Burnt Umber
03. Celeste 04. Wintergreen
05. Obsidian
06. Blonde 07. Dark Sienna
08. Verdigris 09. Snow
10. Rose Quartz
11. Quicksilver
12. Ultramarine
13. Iris
14. Cinnabar
15. Desert Sand
16. Deep Saffron
17. Cerulean Blue
18. Slow Movement: Sand
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