エリック・クラプトン・バンドの元ドラマー、ジェイミー・オールデイカーが68歳で死去

ロック／ブルース／カントリー・ミュージックのドラマー／パーカッショニストで、エリック・クラプトン・バンドのメンバーとして知られるジェイミー・オールデイカー（Jamie Oldaker）が7月16日、タルサの自宅で亡くなりました。享年68。オールデイカーは近年、ガンを患っていたそうです。

オクラホマ州タルサで生まれたオールデイカーは、ローグ・ファイヴ（Rogues Five）という地元バンドのドラマーとしてタルサのTV番組にレギュラー出演した後、ボブ・シーガーのアルバム『Back in ‘72』に参加しました。

1974年にはエリック・クラプトンのバンドに加入し、アルバム『461 Ocean Boulevard』に参加、このバンドが解散する1979年までクラプトンのスタジオとツアー・バンドのドラマーとして活動していました。

その後1983年にクラプトンのバンドに復帰し、1985年のアルバム『Behind the Sun』に参加、同年のライヴ・エイドにも出演しましたが、1986年に脱退しています。また、クラプトンが1991年にリリースしたライヴ・アルバム『24 Nights』でも演奏しています。
 
クラプトンのバンドを脱退してからは、KISSのギタリストだったエース・フレーリーのプロジェクト、フレーリーズ・コメット（Frehleys Comet）の一時的なメンバーになり、1988年のアルバム『Second Sighting』に参加しました。
 
また、1994年に結成されたオルタナ・カントリー・バンドザ・トラクターズの創設メンバーでもありました。
 
上記のミュージシャン以外にも、ピーター・フランプトンやスティーヴン・スティルス、レオン・ラッセル、ビージーズらのレコーディングに参加し、オルデイカー自身がプロデュースを手掛け2005年にリリースしたアルバム『Mad Dogs & Okies』には、エリック・クラプトン、ピーター・フランプトン、ヴィンス・ギル、J. J.ケール、ウィリー・ネルソン、タジ・マハールなど、錚々たるメンバーがコラボレーターとして参加しています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。