ミスター・バングル、スコット・イアン、デイヴ・ロンバードをメンバーに迎えた21年ぶりの新作は、10月30日発売決定

米エクスペリメンタル・ロック・バンドのミスター・バングル（Mr. Bungle）が、21年ぶりのニュー・アルバム『The Raging Wrath Of The Easter Bunny Demo』をリリースすることになり、新曲「Raping Your Mind」のミュージック・ビデオが公開されています。

10月30日発売のアルバムには、バンドが1986年に書いたデモ・カセット『The Raging Wrath Of The Easter Bunny』の曲を新たにレコーディングしたものと、S.O.D.のカヴァー「Hypocrites/Habla Espanol O Muere」、コロージョン・オブ・コンフォーミティのカヴァー「Loss For Words」など、全11曲が収録されています。

現在のラインナップは、フロントマンのマイク・パットン（フェイス・ノー・モア）、ベースのトレヴァー・ダン、ギターのトレイ・スプルアンスのオリジナル・メンバー3人に、セカンド・ギタリストのスコット・イアン（アンスラックス）とドラマーのデイヴ・ロンバート（元スレイヤー）を加えた5人。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

スラッシュ・メタル・バンドとして再結成ライヴをおこなったマイク・パットン率いるミスター・バングル。オリジナル・メンバーにスコット・イアン、デイヴ・ロンバードを加え1986年の伝説のデモを再レコーディング
 

2020年2月、スラッシュ・メタル・バンドとして再結成ライヴをおこなったマイク・パットン（フェイス・ノー・モア）率いるミスター・バングル。

パットン、トレイ・スプルーアンス、トレヴァー・ダンのオリジナル・メンバーにスコット・イアン（アンスラックス）、デイヴ・ロンバード（元スレイヤー）を加えた彼らが、1986年に制作した伝説のデモをプロフェッショナルなアルバムとして再レコーディングしたものとなる。

ミスター・バングルは1985年、米カリフォルニア州ユーレカで結成された。デモをリリース後、ワーナー・ブラザーズと契約。3枚のアルバムをリリースするも2004年に解散した。

2019年8月、2020年2月に幾つかのショーを行なうため、ミスター・バングルはスラッシュ・メタル・バンドとして再結成されることがアナウンスされた。メンバーはオリジナルのマイク・パットン（Vo）、トレイ・スプルーアンス（G）、トレヴァー・ダン（B）にギターのスコット・イアン（アンスラックス）、ドラムのデイヴ・ロンバード（元スレイヤー）を加えた5人。バンドが1986年に制作した伝説のデモ『The Raging Wrath of the Easter Bunn』の曲を演奏し、ワーナー・ブラザーズからリリースされたアルバムの曲は一切プレイしない旨がバンドからは発表されていた。ショウはロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークの3都市限定で開催され、売り出された3公演のチケットは即完。それぞれの都市で公演が追加されたが、それらも即完。最終的にロサンゼルスでもう一公演が追加され、計7公演が行なわれた。

公演後、デモ『The Raging Wrath of the Easter Bunn』をプロフェッショナルなアルバムとして再レコーディングする為、バンドはスタジオへ入った。2020年秋にマイク・パットンのレーベル、イペキャック・レコーディングス（Ipecac Recordings）からアルバムがリリースされることも発表され、2020年6月にはジ・エクスプロイテッドのカヴァー「U.S.A.」がリリースされた（6月9日MLCニュース参照）。