ツェッペリンの「天国への階段」、著作権侵害裁判が再開?
3月10日のMLCニュースでお伝えしたように、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」を巡る著作権侵害訴訟ではツェッペリン側が2度も勝訴していますが、米・連邦最高裁判所は、アメリカのリーガル・ニュース・サービス「Law360」を通じて新たに提出された嘆願書により、以前の判決を見直すよう求められています。
この嘆願書は、スピリット(Spirit)の故ランディ・カリフォルニア(本名ランディ・ウルフ)の代理人マイケル・スキッドモアによるもので、「天国への階段」のオープニング・メロディが、故ランディ・カリフォルニアが作曲したスピリットの楽曲「トーラス(Taurus)」のギター・リフに酷似しているとして、2014年から著作権侵害の疑いでツェッペリン側を訴えていました。
今年の3月9日、第9巡回区控訴裁判所は、ツェッペリンがスピリットの著作権を侵害しなかったとし、2016年にロサンゼルス連邦地裁が下した “ツェッペリン勝訴” の判決を支持したことでツェッペリンが再び勝訴しましたが、スキッドモアはその判決を見直すよう最高裁に移送令状の申し立てを行ない、再び裁判に持ち込む決意です。
スキッドモアは、次のように語っています。
「音楽著作権の将来が、ロックンロールを最も象徴する “天国への階段” を巡る裁判によって決定されると言っても過言ではない」
「楽譜だけに基づく判決は、昔のソングライターたちの知的所有権を剥奪することになる。1976年以前に作曲された大半の楽曲が法律によって保護されなくなる。例えば紙面で作曲していなかった黒人のブルース・アーティストなど、歴史的に権利を奪われていたコミュニティに大きな影響を与えるだろう」
今年の3月9日、第9巡回区控訴裁判所は、ツェッペリンがスピリットの著作権を侵害しなかったとし、2016年にロサンゼルス連邦地裁が下した “ツェッペリン勝訴” の判決を支持したことでツェッペリンが再び勝訴しましたが、スキッドモアはその判決を見直すよう最高裁に移送令状の申し立てを行ない、再び裁判に持ち込む決意です。
スキッドモアは、次のように語っています。
「音楽著作権の将来が、ロックンロールを最も象徴する “天国への階段” を巡る裁判によって決定されると言っても過言ではない」
「楽譜だけに基づく判決は、昔のソングライターたちの知的所有権を剥奪することになる。1976年以前に作曲された大半の楽曲が法律によって保護されなくなる。例えば紙面で作曲していなかった黒人のブルース・アーティストなど、歴史的に権利を奪われていたコミュニティに大きな影響を与えるだろう」
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