サンタナの傑作ファースト超希少4chサラウンド・ミックス収録SA-CDマルチ・ハイブリッド盤発売!

去る7月30日MLCニュースでお伝えしたハービー・ハンコックの『ヘッド・ハンターズ』同様、サンタナのファースト・アルバム『サンタナ』が、当時 “クアドラフォニック(QUADRAPHONIC)” と呼ばれた4chサラウンドの音声を、通常のステレオ音声とともに収録したマルチ・ハイブリッドでのSACDでリリースされることになりました。サンタナ作品としては『ロータスの伝説』以来。加えて、サンタナ・サウンドの肝とも言えるパーカッションを当時担当したチェピート・アリアスのソロ作世界初CD化も!
サンタナの記念すべきデビュー・アルバム『サンタナ』の発売50周年を記念し、世界初登場となる本作の「SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション」が9月23日(水)に発売に
海外で1969年、日本では1970年に発売されたサンタナの記念すべきデビュー・アルバム『サンタナ』の発売50周年を記念し、世界初登場となる本作の「SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション」が9月23日(水)に発売されることが決定した。発売元はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル。
1966年から “サンタナ・ブルース・バンド” としてサンフランシスコ界隈で活動し、西海岸以外では無名の新人バンドだったサンタナが、あのウッドストック・フェスティヴァルで披露した観客の度肝を抜く凄まじいパフォーマンスで全米に衝撃を与えたのが1969年8月16日。その興奮冷めやらぬ2週間後の8月30日にデビュー・アルバム『サンタナ』が発売されるやチャートを駆け上がり全米4位の大ヒットを記録、一躍世界的人気バンドとなった。
このオリジナル盤の発売から5年後となる1974年に登場したのが4chサラウンド・ミックス=クアドラフォニック盤である。クアドラフォニックは海外で1972年から生産が開始され、サンタナの他のタイトルやジェフ・ベック、マイルス・デイビスなどの作品がセレクトされて日本でも発売されていたが、本作は日本未発売のままクアドラフォニック自体の生産を終えたため、ファンの間では希少盤として知られている。
今回、オリジナル4chミックス・マスター音源を日本のソニー・ミュージックスタジオにて世界で初めてDSDマスタリングを施し、SA-CD 2chもCDも再生可能なハイブリッド・ディスクでの発売となる。CD層の方は、SA-CDの2chマスターをPCMにダイレクト変換した最新リマスター盤となっている。ラテン、アフロのリズムを縦横無尽に取り入れ、ロックの新たな地平を切り開いた野性味溢れる初期サンタナ・サウンドが、まるで聴き手を取り囲んで演奏しているような迫力の臨場感で迫り、異次元のサウンドスケープ体験へと誘う4chサラウンド・ミックス。パッケージもUS盤クアドラフォニックLPを精巧にリサイズした7インチ紙ジャケット仕様で、本作からカットされた日本盤アナログ・シングル・ジャケットや1969年当時に海外の雑誌等で掲載されたアルバム発売告知の広告デザイン・ポスターを封入している。

2017年に発売しSA-CDハイブリッド盤としては異例の好セールスを記録した『ロータスの伝説 完全版ーHYBRID 4.0ー』に続く、世界のサンタナ・ファン垂涎の超スペシャル・エディションとなること必至だ。

【SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションの特徴】
●【SA-CD 4ch】 1974年に登場したクアドラフォニック盤(国内盤未発売)のアナログ4chミックス・マスター音源を日本のソニー・ミュージックスタジオにて初DSDマスタリング
●【SA-CD 2ch / CD】 アナログ2chミックス・マスター音源を新たにDSDマスタリング、CD層はSA-CD 2ch DSDマスターからPCMにダイレクト変換
●US盤オリジナル・クアドラフォニックLPのアートワークを世界初復刻した7インチ紙ジャケット
●US盤オリジナル・クアドラフォニックのゴールド・レーベルを再現
●クアドラフォニック英文解説と再生機器のカタログがプリントされたインナー・バッグ復刻
●1969年に海外で使用されたアルバム発売告知の広告デザイン・ポスター封入
●シングル・カットされた「Evil Ways」「Jingo」の日本盤シングル・ジャケット復刻
●日本盤オリジナルLP初版帯復刻
●懐かしの1970年オリジナル・ライナーノーツ、2006年ライナーノーツ復刻+新規解説付ブックレット
●2020年最新リマスター盤
〈収録曲〉
1. Waiting / ウェイティング
2. Evil Ways / イーヴル・ウェイズ
3. Shades of Time / シェイズ・オブ・タイム
4. Savor / セイヴァー
5. Jingo / ジンゴー
6. Persuasion / パスエイジョン
7. Treat / トリート
8. You Just Don't Care / ユー・ジャスト・ドント・ケア
9. Soul Sacrifice / ソウル・サクリファイス
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初期サンタナを支えた名パーカッショニスト、ホセ“チェピート”アリアス唯一のソロ・アルバムが世界初CD化。知る人ぞ知るウェスト・コースト・ラテンの名盤が46年ぶりに復刻!

もっとも野性的なラテン・ロックを奏でていた初期サンタナを支えた名パーカッショニスト、ホセ “チェピート” アリアスの現時点で唯一となる1974年のソロ・アルバム『チェピート』(原題『Jose “Chepito” Areas』)が9月23日(水)に世界初CD化で復刻されることが決定した。これまでアナログ盤でも再発されたことがなく、実に46年ぶりのリイシューとなる。発売元はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル。
ニール・ショーン(G)、ダグ・ローチ(B)、リチャード・カーモード(Key)、トム・コスター(Key)といった同じく初期サンタナ・メンバーや、スライ&ザ・ファミリー・ストーンとウェザー・リポートで活躍したグレッグ・エリコ(Dr)、そして “チェピート・ファミリー” と言えるウェスト・コーストのトップ・ラテン・ミュージシャンら総勢23名が大集結した本作は、往年のサンタナ・ファンはもとより、ラテン~ワールド・ミュージック・ファンの間では “知る人ぞ知る名盤” として認知されているが、なぜか過去一度も再発されないまま46年もの間埋もれてしまっていた不遇の作品でもある(現在ストリーミング配信のみ存在)。中南米ニカラグア出身のチェピートがサンタナを一時期離れて思う存分やりたいことを出し切っている本作は、キューバン・リズムを核とした灼熱のラテン・グルーヴ炸裂チューンのオンパレードで、後に “ダンス・ミュージック界のキース・リチャーズ”(『ローリング・ストーン』誌)こと DJ Harveyが好んでプレイしフロアを熱くした「ファンキー・フォルサム」や「リメンバー・ミー」なども収録。まさに “待望” という言葉がぴったりのリイシューだ。

●高品質Blu-spec CD2 ●紙ジャケット仕様
●特別寄稿:角松敏生/オリジナル・ライナーノーツ:中村とうよう/新規ライナーノーツ:Willie Nagasaki
[完全生産限定盤/日本独自企画]
〈収録曲〉
1.Guarafeo / グアラフェオ
2.Funky Folsom / ファンキー・フォルサム
3.Remember Me / リメンバー・ミー<思い出しとくれ>
4.Bambeyoko / バンベヨコ
5.Morning Star / モーニング・スター
6.Buscando La Gente / ブスカンド・ラ・ヘンテ<仲間を探して>
7.Cerro Negro / セロ・ネグロ
8.Terremoto / テレモト<地震>
9.Guaguanko In Japan / グアグアンコー・イン・ジャパン
【参加ミュージシャン】
・ホセ“チェピート”アリアス (Timbales, Conga, Perc & Vo)
・ティト・ガルシア (Vo)
・マーティン・フィエロ (T.Sax)
・カルロス・フェデリーコ (Pf)
・ニール・ショーン (Gt)
・ロベルト・マンタルバン (Gt)
・ハドリー・カリマン (T.Sax)
・カルメリート・ヴェレス (Gt)
・ウォリー・チルコット (Pf)
・ホセ・モヒーカ (Tb)
・リッチー・ヒラルデス (Conga)
・トム・コスター (Moog)
・リチャード・カーモード (Key)
・ダグ・ローチ (Ba)
・ウィリー・コロン (Conga)
・トニー・スミス (Dr & Vo)
・スティーヴ・ボスフィールド (Gt)
・グレッグ・エリコ (Dr)
・ホセ・メドラーノ (Dr)
・トニー・フンカル (Ba)
・エンリケ・アリアス (Sax)
・トゥト・クエサド (Tp)
・ジョー・エリス (Tp)


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