イエスの新たなコンサート・アルバム『The Royal Affair Tour』、10月発売

イエスの新たなコンサート・アルバム『The Royal Affair Tour: Live In Las Vegas』が、10月30日にBMGからリリースされます。

 

このアルバムは、2019年7月26日にラスヴェガスのハード・ロック・ホテルで行なわれた公演を収録したもので、同年6月12日から7月28日にかけて26公演を行なった「The Royal Affair Tour」(2019年4月3日MLCニュース参照)には、ムーディー・ブルースのジョン・ロッジ、カール・パーマーズ・ELP・レガシー with アーサー・ブラウン、エイジアが参加しました。

 

収録された10曲の中には、サイモン&ガーファンクルの「America」や、ジョン・レノンの「Imagine」など、バンドがめったに演奏しないカヴァー曲も含まれ、後者にはジョン・ロッジのゲスト・ヴォーカルがフィーチャーされています。

 

アルバムのミキシングは、イエスのベーシスト、ビリー・シャーウッドが担当し、カヴァー・アートは、長年のコラボレーターであるロジャー・ディーンが手掛けました。なおロジャー・ディーンは、その制作過程をフェイスブックで公開しています(4月24日MLCニュース参照)。

 

このアルバムは、10月2日からイエスのオンライン・ショップでも購入可能となります。

YES "The Royal Affair Tour"(Full Show) Live
@Smart Financial Centre Sugar Land, TX 7-16-19

〈以下メイカー・インフォメーションより〉
 

YESはライヴ・アルバム『The Royal Affair Tour Live From Las Vegas』を2020年10月30日にリリース! 形態は1CD、2LP(見開きジャケット)とデジタルの3形態。 現状輸入盤のみリリース予定(日本国内ディストリビューション:ワーナーミュージック・ジャパン、CDには書下ろし解説付属予定)

 

2019年のアメリカ・ツアーの素晴らしい成功に続き、YESはBMGレコードからライヴ・アルバム『The Royal Affair Tour Live From Las Vegas』をリリースします。アルバムの発売日は10月30日ですが、10月2日からYES Storeを通じて独占的に利用可能になります。フォーマットは12ページの小冊子付属の1CDデジパック、12インチ・サイズの小冊子付属の2LPゲートフォールド(見開きジャケット)とデジタルの3形態です。
 

すべてのYESのコンサート・ツアーは、彼らのファン軍団のための特別なイベントであり、イギリス最高のプログレッシヴ・ミュージックの素晴らしい祝福として考案された『The Royal Affair Tour』も例外ではありませんでした。ツアーのゲストはエイジア(YESのキーボード奏者のジェフ・ダウンズとギタリストのスティーヴ・ハウの特別出演)、ムーディ・ブルースのジョン・ロッジ、アーサー・ブラウンをフィーチャーしたカール・パーマーズELP レガシーでした。
 

ショウは1970年から1980年に亘る多くの古典的なトラックをフィーチャーしています。セット・リストは、「No Opportunity Necessary No Experience Needed/チャンスも経験もいらない」(セカンド・アルバム『時間と言葉/Time and a Word』1970年)のリッチー・ヘヴンスのカヴァーから始まり、そして「Tempus Fugit/光陰矢の如し」(アルバム『ドラマ/Drama』1980年)、ジェフ・ ダウンズがYESのメンバーとして初めて参加した 「Going For The One/究極」(アルバム『究極/Going for the One』1977年)、「All Good People/オール・グッド・ピープル」(『イエス・サード・アルバム/The Yes Album』1971年)、「Siberian Khatru/シベリアン・カートゥル」(『危機/Close to the Edge』1972年)はYESの象徴的な70年代半ばのアルバムからです。セットには、ポール・サイモン作の「アメリカ」のYESカヴァーの珍しいライヴ・パフォーマンスが含まれており、ジョン・レノン「イマジン」のYESカヴァーではジョン・ロッジがヴォーカルをシェアしています。この曲のオリジナル・スタジオ・レコーディングには、その後YESのドラマーになるアラン・ホワイトがドラムで参加しています。
 

2019年7月にラスヴェガス・ハード・ロック・ホテルで録音された “The Royal Affair Tour” のライヴ・セットとアルバムは、最も愛されているYESトラックである「Roundabout/ラウンドアバウト」(『こわれもの/Fragile』1971年)と「Starship Trooper/スターシップ・トゥルーパー」(『イエス・サード・アルバム』)の2曲でクライマックスを迎えます。
 

現在のYESのメンバーは、1970年に加入したスティーヴ・ハウ(ギター)、 1972年以来ドラムを担当しているアラン・ホワイト、1980年に参加したジェフ・ダウンズ(キーボーズ)、2011年以来ヴォーカルを担当しているジョン・デイヴィソン、1990年代にギター/キーボードを担当し、2015年に(当時まだ病気療養中だった)故クリス・スクワイアがベース/ヴォーカルを彼に任せることを選択したビリ ー・シャーウッド(彼はまたこのツアーでエイジアのメンバーとしても参加しています)、そしてアディショナル・ドラムとして参加のジェイ・シェレンです。
 

このライヴ・アルバム『The Royal Affair Tour』では、また象徴的なYESロゴとバンドの最も愛された アルバム・カヴァーをデザインしたYESのアート・ワークの代名詞であるロジャー・ディーンのオリジナル・アート展覧会も開催されました。ロジャー・ディーンは最近、「The Royal Affair Tour」のアルバム・アートワークをフェイスブックにおいてライヴで描き、ファンからの質問にも答えました。
 

26回に亘る「The Royal Affair Tour 」とYESのパフォーマンスは絶賛されました。

『YESはこの長い年月を経た後も、まだプログレッシヴ・ロックのキングであることを再び証明した』Vintage Rock

『半世紀も続いたロック・ミュージックの歴史の中で、ユニークな夜』 Grateful Web
 

『いつものように、YESは魔法のようなショウをし、ヒット曲を通して聴衆を旅に連れて行った』Music Connection Magazine
 

『バンドは素晴らしいサウンドを奏で、それぞれの曲に相応しい素晴らしいヴィジュアルを演出していた。ジェフ・ダウンズとスティーヴ・ハウがまだバンドのトップにいる中、シャーウッドのベース演奏は、故クリス・スクワイアの本質を捉えるために完全に適合している。ヴォーカリストのジョン・デイヴィソンはステージ上で非常に快適に見え、的確に歌い上げていた』the progreport.com
 

アラン・ホワイトは「The Royal Affair Tour」のアルバムについて「10月にリリースされる『The Royal Affair Tour』アルバムは、YESのライヴ・レコーディングの幅広い分野で歓迎される新しい章だよ。ぜひ楽しんでください」
 

スティーヴ・ハウはさらに次のように付け加える。「バンドの真の可能性を捉えた、洗練された一連の曲を開発する際にバンドのメンバーを集める機会を得たことは、私にとって名誉なことです」

『The Royal Affair Tour – Live in Las Vegas』track listing

1. No Opportunity Necessary No Experience Needed(Havens)
「 チャンスも経験もいらない」『時間と言葉/Time and a Word』(1970年)収録

2. Tempus Fugit(Howe/Squire/White/Horn/Downes)
「光陰矢の如し」『ドラマ/Drama』(1980年)収録

3. Going For The One(Anderson)
「究極」『究極/Going for the One』(1977年)収録

4. All Good People(Anderson/Squire)
「オール・グッド・ピープル」『イエス・サード・アルバム/The Yes Album』(1971年)収録

5. Siberian Khatru(Anderson/Howe/Wakeman)
「シベリアン・カートゥル」『危機/Close to the Edge』(1972年)収録

6. Onward(Squire) 
「オンワード」『トーマト/Tormato』(1978年)収録

7. America(Simon)
「アメリカ」サイモン&ガーファンクル・カヴァー

8. Imagine(Lennon/Ono)
「イマジン」ジョン・レノン・カヴァー

9. Roundabout(Anderson/Howe)
「ラウンドアバウト」『こわれもの/Fragile』(1971年)収録

10. Starship Trooper(Anderson/Squire/Howe)
「スターシップ・トゥルーパー」『イエス・サード・ アルバム/The Yes Album』(1971年)収録
 

Steve Howe (Guitars & Vocals), Alan White (Drums), Geoff Downes (Keyboards),  Jon Davison (Lead Vocals), Billy Sherwood (Bass & Vocals), Jay Schellen (Drums)
 

Recorded live at the Las Vegas Hard Rock Hotel, Friday 26th July 2019, The Royal Affair Tour
Live From Las Vegas was mixed by Billy Sherwood and is released by BMG Records.
 

YES について

半世紀にわたり、YESはロック音楽史上最も革新的で影響力があり、最も愛されているバンドの一つであり、一貫してプログレッシヴ・ロック・ムーヴメントの最前線にいます。ジョン・アンダーソンと亡くなったことが大変惜しまれる故クリス・スクワイアによって1968年に結成され、彼らの1970年代のアルバム『ファースト・アルバム』『こわれもの』『危機』、3枚組ライヴ・アルバム『イエスソングス』、『海洋地形学の物語』『リレイヤー』そして 『究極』は、音楽スタイルとコンテンツで画期的でした。彼らの音楽は、多くのYESアルバムの豪華なゲートフォールド・プレゼンテーション・スリーヴを飾っていた独特のYESロゴ・デザインとアート・ワークを兼ね備えたアーティスト、ロジャー・ディーンの代名詞にもなりました。累計5,000万枚以上のアルバム売り上げを誇り、グラミー賞を受賞したYESは、2017年に『ロックの殿堂』入りを果たし、その会場でYESはアルバム『こわれもの』から「ラウンドアバウト」と1985年のアルバム『ロンリー・ハート』からFMラジオ・フレンドリー な「ロンリー・ハート」を演奏しました。

商品詳細
ジョン・アンダーソン
『Olias of Sunhillow』

CD(2020/1/10)輸入盤
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