ジョーン・ジェットとエルトン・ジョン、マーク・ボランについて語る

故ハル・ウィルナーが最後にプロデュースを手掛けたマーク・ボラン／T.レックスのトリビュート・アルバム『AngelHeaded Hipster』が9月4日に発売され、このアルバムに参加したジョーン・ジェットとエルトン・ジョンが、マーク・ボランや曲について語りました。

このアルバムで「Jeepster」をカヴァーしたジョーン・ジェット（7月16日MLCニュース参照）は、「Variety」とのインタヴューで次のように語っています。

「（アルバムのプロデューサーを務めた）ハル・ウィルナーと私はT.レックスの大ファンで、マーク・ボランは私の初恋の人だったの。“Jeepster” では、私を通じて彼の叫びが流れ出ているけど、あの叫びは本質的に私の中にもあるのよ。それについて考えたことはないけどね。マーク・ボランは、ミュージシャンとしての私のあらゆる面に大きな影響を与えたわ。特にアンドロジニーな（男女両性を兼ね備えた）ルックスの面でね」

「あの歌詞はシュールで、言葉の響きが美しいの。彼にとっては意味をなす歌詞かもしれないけど、そこからメッセージを期待しているのなら、自分で見つけるしかないわ。私は、あのサウンドや音楽、メロディ自体を楽しんでいるし、それ以上深く掘り下げる必要もないの」

また、アルバムの「Get It On」をU2とカヴァーしたエルトン・ジョンも、『ガーディアン』紙とのインタヴューで、ボランから受けた影響について語っています。

「彼は完璧なポップ・スターだったね。彼の曲は最高に素晴らしかったし、アルバムもカッコよかった。個性があって、パフォーマンス技術があり、ルックスも素晴らしく、ファッションも彼に合ってた」

「僕がまだエルトン・ジョンになろうとしていた時、彼は素晴らしいお手本だったんだ。この人は他人の目なんか気にしていないし、ありのままでいる一瞬一瞬を愛しているんだと思ってね。それが僕に大きな影響を与えたんだ」

商品情報
Various Artists
『AngelHeaded Hipster : The Songs of Marc Bolan & T. Rex』
2CDs（2020/9/4）輸入盤

Disc 1
1. "Children of the Revolution" - Kesha
2. "Cosmic Dancer" - Nick Cave
3. "Jeepster" - Joan Jett
4. "Scenescof" - Devendra Banhart
5. "Life’s a Gas" - Lucinda Williams
6. "Solid Gold, Easy Action" - Peaches
7. "Dawn Storm" - BØRNS
8. "Hippy Gumbo" - Beth Orton
9. "I Love to Boogie" - King Khan
10. "Beltane Walk" - Gaby Moreno
11. "Bang a Gong (Get It On)" - U2 feat. Elton John
12. "Diamond Meadows" - John Cameron Mitchell
13. "Ballrooms of Mars" - Emily Haines

Disc 2
1. "Main Man" - Father John Misty
2. "Rock On" - Perry Farrell
3. "The Street and Babe Shadow" - Elysian Fields
4. "The Leopards" - Gavin Friday
5. "Metal Guru" - Nena
6. "Teenage Dream" - Marc Almond
7. "Organ Blues" - Helga Davis
8. "Planet Queen" - Todd Rundgren
9. "Great Horse" - Jessie Harris
10. "Mambo Sun" - Sean Lennon and Charlotte Kemp Muhl
11. "Pilgrim’s Tale" - Victoria Williams with Julian Lennon
12. "Bang a Gong (Get It On) Reprise" - David Johansen
13."She Was Born to Be My Unicorn" / "Ride a White Swan" - Maria McKee