スパイナル・タップの最新アルバム、日本盤発売が決定。さらに旧譜2作もリマスター再発!


41年ぶりのまさかの新作映画『スパイナル・タップ II:ジ・エンド・コンティニューズ』、全米では9月12日に劇場公開決定。その公開に合わせて、スパイナル・タップの最新アルバム『ジ・エンド・コンティニューズ』、日本では9月17日(水)に発売決定。ゲストにポール・マッカートニー、ガース・ブルックス、トリーシャ・イヤウッドらが参加。日本ではバーニー・グランドマンによってオリジナルのステレオ・アナログ・マスター・テープから新たにリマスターされた旧譜2作も9月17日(水)に同時発売。
伝説的な架空のヘヴィ・メタル・バンド、“スパイナル・タップ” が、音楽界の重鎮エルトン・ジョンとタッグを組み、バンドの代表曲として知られる「ストーンヘンジ」を再レコーディング。壮大なその新ヴァージョンがさる7月31日、インタースコープ・レコードよりリリースされた。同映画の映像をフィーチャーしたミュージック・ビデオも同日より公開中。
●関連ニュース MUSIC・2025.07.17
スパイナル・タップの新アルバムからエルトン・ジョン参加の「Stonehenge」MV公開
魂を揺さぶる本シングルは、モキュメンタリー映画『スパイナル・タップ II:ジ・エンド・コンティニューズ』の公開に伴うアルバム『ジ・エンド・コンティニューズ』に収録。同アルバムは、映画の劇場公開に合わせ、全米では9月12日にリリース予定だ。全13曲収録の同アルバムには、9曲の新曲に加え、既発人気曲のリメイク・ヴァージョンを4曲収録。ゲストとして、ポール・マッカートニー、ガース・ブルック、トリーシャ・イヤウッドが参加している。全収録曲のトラックリストは下記を参照いただきたい。
「ストーンヘンジ」のミュージック・クリップをフィーチャーした同映画の新トレーラー(予告編動画)は、先週米サンディエゴで開催された『コミコン2025』にて、ロブ・ライナーとポール・フェイグのパネルディスカッション『ディレクターズ・オン・ディレクティング』でプレミア公開された。
公開されるやいなやカルト映画の名作に仲間入りすること間違いなしの最新映画『スパイナル・タップ II:ジ・エンド・コンティニューズ』は、映画界に衝撃を与えた1984年の革新作『スパイナル・タップ』(原題:This Is Spinal Tap)の公開から41年を経て、現在は互いに疎遠になっているバンド・メンバー達、デヴィッド・セント・ハビンズ、ナイジェル・タフネル、及びデレク・スモールズ(演:マイケル・マッキーン、クリストファー・ゲスト、及びハリー・シェアラー)の3人が、最後のさよならコンサートのため、再結成を余儀なくされるというストーリーだ。ドキュメンタリー映画監督のマーティ・ディベルギー(演:ロブ・ライナー)も再登場し、避けることのできない死について考えを巡らせるようになった愛すべきメタルの神々をカメラに収めようと試みている。ポール・マッカートニーやエルトン・ジョンら、音楽界の王族達をゲストに迎え、スパイナル・タップの面々は、ロックンロールの神殿における自分達の地位を確固たるものにしてくれるであろうコンサートの開催に向け、波瀾万丈の過去と格闘しながら奮闘する。
「ストーンヘンジ」は、映画第1作の “小道具(大道具)発注ミス” のエピソードのおかげで、スパイナル・タップ伝説内において、大きくそびえ立つがごとき存在感を放っている。そのミスとは、ステージセットとしてバンドが高さ18フィート(約5.5m)の石碑を注文したにもかかわらず、届けられたのが高さ18インチ(約46cm)の石碑だったというものだ。その後、彼らは様々なサイズの “岩” を使ってこの曲を何度も演奏しており、タフネルが2008年、ナショナルジオグラフィックの特別番組『解明! ストーンヘンジ・コード』に出演した際には、この神秘的な巨石について自説を語ってすらいる。今作の同曲の新録ヴァージョンでは、エルトンがアリーナ級のヴォーカルを披露し、炸裂するギター、渦巻くシンセ、激しく鼓動するドラム、甲高いパンパイプ、そしてフルバンドによる中世風ジャム・セッションを支配。タフネルは今回もまた、不気味な語りパートを担当している。
先頃4K解像度で修復された映画1作目『スパイナル・タップ』の限定劇場再公開に続き、映画『スパイナル・タップ II:ジ・エンド・コンティニューズ』は、9月12日、全米の劇場とIMAX®で公開予定だ。ライナー監督、マッキーン、ゲスト、シェアラーが脚本・即興演技・出演を担当した映画1作目は、批評家筋から絶賛されただけでなく、メタリカをはじめとする実在のメタル・バンド達に直接影響を与え、“アンプの音量の目盛りを11まで上げろ(turn it up to 11=通常の最大を超えろ)” という慣用句を生み出し、ポップ・カルチャー界で引用され続けるカルト映画の名作となった。2002年には米国議会図書館から「文化的、歴史的、美学的に重要な作品」との認定を受け、アメリカ国立フィルム登録簿に保存された。
その間にも、スパイナル・タップは活動を継続しており、再結成して、様々なツアーや、チャリティ公演、フェスティバル出演、テレビ出演(米NBC『サタデー・ナイト・ライブ』や『ザ・シンプソンズ』を含む)を果たしている。他にも、ジョン・メイヤー、シェール、スラッシュ、MCAことアダム・ヤウク、フリートウッド・マック、フー・ファイターズ、そしてメタリカのメンバーらとのコラボレーションも実現。また、これまでに3枚のアルバムをリリース:1984年の『ディス・イズ・スパイナル・タップ』(原題:This Is Spinal Tap)、1992年の『ブレイク・ライク・ザ・ウィンド』(原題:Break Like the Wind)、そして、グラミー賞最優秀コメディ・アルバム賞にノミネートされた2009年の『Back from the Dead』だ(3作すべてが全米ビルボード200チャートにランクイン)。
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【日本盤リリース情報】 2025年9月17日(水)発売

UICY-16321 ¥3,300(税込)
予約はこちら
1. ナイジェルズ・ポエム Nigel’s Poem
2. レッツ・ジャスト・ロック・アゲイン Let’s Just Rock Again
3. フラワー・ピープル With エルトン・ジョン (Listen To The)Flower People With Elton John
4. ブライトン・ロック Brighton Rock
5. ザ・デヴィルズ・ジャスト・ノット・ゲッティング・オールド The Devil’s Just Not Getting Old
6. カップス・アンド・ケークス With ポール・マッカートニー Cups And Cakes With Paul Mccartney
7. アイ・キスト・ア・ガール I Kissed A Girl
8. エンジェルズ Angels
9. ビッグ・ボトム With ガース・ブルックス&トリーシャ・イヤウッド Big Bottom With Garth Brooks And Trisha Yearwood
10. ジャッジ・アンド・ジュリー Judge And Jury
11. ロッキン・イン・ジ・アーン Rockin’ In The Urn
12. ブラッド・トゥ・レット Blood To Let
13. ストーンヘンジ With エルトン・ジョン Stonehenge With Elton John

スパイナル・タップ
『ディス・イズ・スパイナル・タップ』
Amazon(2025/9/17)¥3,300・CD
UICY-16322 ¥3,300(税込)
予約はこちら
日本盤のみSHM-CD仕様
バーニー・グランドマンによってオリジナルのステレオ・アナログ・マスター・テープから新たにリマスター
1. ヘル・ホール HELL HOLE
2. トゥナイト・アイム・ゴナ・ロック・トゥ・ユー・トゥナイト TONIGHT I’M GONNA ROCK YOU TONIGHT
3. ヘヴィ・デューティー HEAVY DUTY
4. ロック・アンド・ロール・クリエイション ROCK AND ROLL CREATION
5. アメリカ AMERICA
6. カップス・アンド・ケークス CUPS AND CAKES
7. ビッグ・ボトム BIG BOTTOM
8. セックス・ファーム SEX FARM
9. ストーンヘンジ STONEHENGE
10. ギミ・サム・マネー GIMME SOME MONEY
11. フラワー・ピープル(LISTEN TO THE)FLOWER PEOPLE

スパイナル・タップ
『ブレイク・ライク・ザ・ウィンド』
Amazon(2025/9/17)¥3,300・CD
UICY-16323 ¥3,300(税込)
予約はこちら
日本盤のみSHM-CD仕様
バーニー・グランドマンによってオリジナルのステレオ・アナログ・マスター・テープから新たにリマスター
1. ビッチ・スクール BITCH SCHOOL
2. ザ・マジェスティ・オブ・ロック THE MAJESTY OF ROCK
3. ディーヴァ・フィーヴァー DIVA FEVER
4. ジャスト・ビギン・アゲイン JUST BEGIN AGAIN
5. キャッシュ・オン・デリヴァリー CASH ON DELIVERY
6. ザ・サン・ネヴァー・スウェッツ THE SUN NEVER SWEATS
7. レイニー・デイ・サン RAINY DAY SUN
8. ブレイク・ライク・ザ・ウィンド BREAK LIKE THE WIND
9. スティンキン・アップ・ザ・グレイト・アウトドアーズ STINKIN’ UP THE GREAT OUTDOORS
10. スプリングタイム SPRINGTIME
11. クラム・キャラヴァン CLAM CARAVAN
12. クリスマス・ウィズ・ザ・デヴィル CHRISTMAS WITH THE DEVIL
13. ナウ・リーヴィング・オン・トラック13* Now Leaving On Track 13*
14. オール・ザ・ウェイ・ホーム ALL THE WAY HOME
*印は、シークレット・トラックです。商品のオリジナル・アートワークには一切その旨の記載がありません


Derek Smalls & Spinal Tap
『Must Crush Barbie』
Amazon Music(SEP 14 2023)
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![バンド・スコア 80年代L.A.メタル[ワイド版]](https://www.musiclifeclub.com/global-image/units/img/378768-5-20191031180411_b5dbaa38b1622d.jpg)



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