ローリング・ストーンズ、ニュー・アルバムが進行中

ストーンズのオリジナル曲によるニュー・アルバムに関しては、2019年の12月にロニー・ウッドも匂わせていましたが(2019年12月20日MLCニュース参照)、キース・リチャーズが9月8日、BBCラジオ2の番組『The Zoe Ball Breakfast Show』で、アルバムが進行中であることを明かしました。

キースは、少なくとも新型コロナのパンデミックが起こるまでは、バンドがスタジオ・トラックのレコーディングをしていたと認め、ミックと連絡を取り合っているかと尋ねられると、次のように語りました。
 

「ああ、いつだって意見交換しているよ。でも、実際に会って話す方がいいけどね」

 

4月24日のMLCニュースでお伝えしたように、ストーンズは今年の4月23日、ニュー・アルバムのためにレコーディングした新曲「Living in a Ghost Town」をリリースしましたが、キースによると……。
 

「あの曲は、アルバムのために最初にレコーディングした一連の曲の一つだったけど、新型コロナのせいで計画が台無しになった。『ツアーに行けなくなったんだから、スタジオで新曲に取り掛かればいい』なんて、そんな単純なことじゃないんだよ。目下のところ、俺たちは時機を窺ってる状態で、俺は来月になったら、プロデューサーのドン・ウォズと先に進めるためにちょっとだけ仕事をするけどね。そうでもしなけりゃ、全員が顔を揃えるまで、俺たちは足を全部切られたタコみたいなもんさ。本来なら今はツアー中だったから、今年は寂しい年だよ」

 

またキースは、9月4日にリイシューされた1973年の『Goats Head Soup』について、次のように振り返りました。
 

「(1973年のアルバムを録音した)ジャマイカのダイナミック・サウンズ・スタジオは最高だった。当時のジャマイカは、すべてがこれからって時で、雰囲気が最高に良かった。ボブ・マーリーの人気が炸裂して、音楽形態としてのレゲエが世界的になった年で、俺たちもファンキーになり始めてたね」

 

『Goats Head Soup 2020』にボーナスとして収録されたブリュッセル公演のライヴ音源については、次のようにコメントしました。
 

「あれは、俺たちの素晴らしい芸術作品の一つだった。特に当時は、音質の良いライヴ録音をするのが大変でね。俺たちは実験的な条件下でやってたんだ」

 

なお、『Goats Head Soup 2020』に収録された未発表曲「Criss Cross」と「All the Rage」については口数が少なく、「正直言って、“All the Rage” については記憶にないんだ(笑)。誰だって全てを記憶するのは不可能だろ? この曲に関しては本当に覚えてないんだけど、俺が覚えてない曲は他にも山ほどあるだろうしね。どこかのテープに録音してあるから、見つけないとな」と語りました。

Midnight Rambler
(Live / Forest National Arena, Brussels / 17/10/73)

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