B.B.キングの伝記映画とドキュメンタリーが進行中

先週ピアースが、キングのドキュメンタリー『The Thrill Is On』で主役を務めることを発表した際、「この作品はオフィシャルで、映画の準備が始まった」と語ったことから、公式伝記映画であるかのような誤解を招きましたが、ピアースはその後、「キングの遺産管理団体から、『The Thrill Is On』が従来の意味で伝記映画ではないことを明確にするようにと要請された」とツイートしました。

遺産管理団体のヴァッサル・ベンフォード氏は「Variety」に対し、「ピアースは非意図的に失言した」と述べ、『The Thrill Is On』が遺産管理団体のプロジェクトではないと正式に発表しています。

「我々は、ピアースが発表した映画が伝記映画ではないことを明確にしておきたいのです。新たに制作されるキングの伝記映画には数名の重要人物が関係しており、個々のプロジェクトの特性についていかなる混乱も招きたくありません。一つはドキュメンタリー・ドラマであり、もう一方はキングのレガシー構想の一環として、遺産管理団体のマネジメントが承認したキングの公式伝記映画です」

キングとドラマーのマイケル・ザネティスとの友情を描いた『The Thrill Is On』は、少なくとも2009年から制作段階に入り、2012年には法的問題が生じましたが、キングが他界する2015年までに解決しました。この作品のプロデューサーを務め、共同で脚本を手掛けたザネティスは、「Variety」に対し次のように語っています。

「僕にはキングの伝記映画の脚本を書く資格はありませんが、僕と彼が暮らした10年間は一つの重要な章です。僕らの友情は、最後に会った2011年まで厚いものでした」