フランスの電子音楽デュオ、ダフト・パンクが28年のキャリアに幕

Daft Punk - Epilogue

1993年にパリで結成された電子音楽デュオのダフト・パンク（Daft Punk）が、2月22日に「Epilogue（エピローグ／終幕）」というビデオを公開し、解散を発表しました。彼らの広報担当者も解散を認めていますが、解散の理由は公表されていません。

このビデオは、ダフト・パンクのトーマ・バンガルテルとギ＝マニュエル・ド・オメン＝クリストが監督を務めた2006年の映画『Electroma（エレクトロマ）』から抜粋したもので、砂漠を歩く二人の映像に続きトーマ・バンガルテルが自爆し、彼らの結成から解散までの活動期間を示す「1993 - 2021」が映し出されます。

1987年にパリの学校で出会った二人は、1993年にダフト・パンクを結成し、1994年にデビュー・シングル「The New Wave」を発表しました。その後、1997年にデビュー・アルバム『Homework』をリリースし、シングル「Around the World」がNo.1ヒットになったことでブレイクしました。

2013年のアルバム『Random Access Memories』が最後の作品になりましたが、このアルバムは世界20か国以上でチャートの第1位を記録し、2014年のグラミー賞で「最優秀アルバム」「ベスト・ダンス／エレクトロニカ・アルバム」「ベスト・エンジニア・アルバム」を受賞したほか、収録曲の「Get Lucky」は「年間最優秀レコード」「ベスト・ポップ・デュオ／グループ・パフォーマンス」を受賞しています。