ピーター・フランプトン、デヴィッド・ボウイのカヴァー「Loving The Alien」MV公開

Peter Frampton Band - Loving The Alien


2月1日のMLCニュースでお伝えしたように、ピーター・フランプトンの新たなインストゥルメンタル・カヴァー・アルバム『Frampton Forgets the Words』が4月23日に発売されることになり、デヴィッド・ボウイ1985年の「Loving The Alien」をカヴァーしたミュージック・ビデオが公開されました。

フランプトンは3月25日、アルバムのプロモーションでGrammy.comとインタヴューを行っており、親友だったデヴィッド・ボウイについても語っています。

「僕らは同じ学校に通っていて、僕が12か13歳の時にデヴィッドと会ったんだ。彼は僕の友達でもあるけど、僕の父とも親しかった。父は学校の美術部の部長で、活版印刷から絵画、彫刻に至るまであらゆる視覚芸術を教えていたんだ。ある時、父が僕らに、“ギターでロックンロールを弾いているなら、学校にギターを持参して私のオフィスに置いておきなさい。そうすればランチタイムに弾けるだろう?”と言ったんだ。僕らはそうしたし、それ以来デヴィッドは家族ぐるみの友人になった」

「僕らがロンドンでグラス・スパイダー・ツアー(ジギー・スターダスト・ツアー)を行った時も、僕の両親はバックステージにいたんだけど、父の姿が見えないから母に尋ねたら、父はデヴィッドと一緒にどこかへ消えてたんだ。僕の父が亡くなった時、最初に電話をくれたのがデヴィッドだったから、僕らがどれほど親しかったか分かると思う」

また、フランプトンは10年前から「封入体筋炎」という徐々に筋肉が弱まる退行性の難病を患い、2019年に引退を発表して以来、全米でフェアウェル・ツアーを行っていましたが(2019年2月25日MLCニュース参照)、2020年に予定していたヨーロッパ・ツアーはパンデミックの影響で中止となり、今後ツアーを再開するかとの問いに対し、次のように答えています。

「残念ながら、ゆっくりだけど確実に両手、両腕、両脚の筋肉が衰えているんだ。この病気の原因は不明だし、治療法もない。フェアウェル・ツアーの再開まであと1年かかったら、その時点で演奏できるかどうか、現実を見なくてはね。これ以上は演奏したくないというレベルがあると思うし、自分の思い通りにプレイ出来なくなって、まわりの人たちに気を遣わせるのも嫌なんだ。2019年10月12日のサンフランシスコ公演(2019年12月16日MLCニュース)がキャリア最後の公演になったとしても、それは仕方のないこと。もちろん、1年以内の再開を誰よりも望んでいるのは僕だけど、状況が改善しなかったら仕方ないよ」
1. If You Want Me To Stay (Sly Stone)
2. Reckoner (Radiohead)
3. Dreamland (Jaco Pastorius)
4. One More Heartache (Marvin Gaye)
5. Avalon (Roxy Music)
6. Isn’t It A Pity (George Harrison)
7. I Don’t Know Why (Stevie Wonder)
8. Are You Gonna Go My Way (Lenny Kravitz)
9. Loving The Alien (David Bowie)
10. Maybe (written by Gordon Kennedy and Phil Madeira)
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