元ユートピアのキーボーディスト、ラルフ・シュケットが73歳で死去

引用の動画「Remembering Ralph Schuckett - interview from 2008」より
トッド・ラングレン率いるユートピアの元キーボーディストで、映画やTVの作曲も手掛けていたラルフ・シュケット(Ralph Schukett)が4月7日、73歳で他界しました。死因は発表されていません。

シュケットは、ラングレン1973年のソロ・アルバム『A Wizard, a True Star』(邦題『魔法使いは真実のスター』)に参加したことを機に、翌1974年からトッド・ラングレンズ・ユートピアに加入しました。バンドが1974年に発表したデビュー・アルバム『Todd Rundgren’s Utopia』と、1975年のライヴ・アルバム『Another Live』に参加したほか、ラングレンのソロ・スタジオ・アルバム『Todd』(1974年)、『Initiation』(1975年)や1978年のライヴ・アルバム『Back to the Bars』でも演奏しましたが、1975年にバンドを脱退し、その後トッド・ラングレンズ・ユートピアは、ユートピアという短いバンド名になりました。
また、バンド在籍中からセッション・ミュージシャンとしても活躍していたシュケットは、キャロル・キングのアルバム『Tapestry』や、ベット・ミドラーの『Songs for the New Depression』、ジェイムス・テイラーのアルバム『Walking Man』と『Flag』、ホール&オーツの『X-Static』と『Voices』など、多くの大物アーティストの作品に参加しました。
その後、シュケットは映画やTVの作曲も手掛けるようになり、ホーム・コメディの『Kate & Allie』や『Working It Out』、メロドラマの『Another World』、アニメ・シリーズの『Pokemon』や『Sonic X』などにクレジットされています。
なお、シュケットの訃報を受け、キャロル・キングが写真と共に追悼メッセージを発表しました。
「ラルフ・シュケットは優しい人で、素晴らしい友人であり、非常に有能なプレイヤーでした。(私の曲)“Smackwater Jack” で弾けるようなピアノを演奏したのが彼でした」
安らかなる眠りをお祈りいたします。
なお、シュケットの訃報を受け、キャロル・キングが写真と共に追悼メッセージを発表しました。
「ラルフ・シュケットは優しい人で、素晴らしい友人であり、非常に有能なプレイヤーでした。(私の曲)“Smackwater Jack” で弾けるようなピアノを演奏したのが彼でした」
安らかなる眠りをお祈りいたします。


この記事についてのコメントコメントを投稿
この記事へのコメントはまだありません