ABBAのビョルン・ウルヴァース、延期中のホログラム・ツアーについて語る

ストックホルムにあるABBAミュージアムの公式フェイスブック・ページより、2014年11月に投稿された、お客さん参加型ホログラム・コーナーの動画。少し前ということもあって見る限りこのホログラム動画はCGっぽさも強いが、新たに撮影／計測し直したものということで、どういったものになるのか。

2018年5月1日のMLCニュースでお伝えしたように、解散から35年経ったABBAが久しぶりに再集結し、2曲の新曲をレコーディングした後、ホログラム・ツアーを行なうと発表していましたが、ビョルン・ウルヴァースは『ザ・タイムス』紙のインタヴューで、延期になっているホログラム・ツアーについて語りました。

アヴァターの制作では、バンドのメンバーがあらゆる角度から撮影され、カメラの前で険しい顔になったこともあるそうで、「僕らの顔にいくつも点を描いて、頭のサイズも測ったんだ」と述べています。

また、ここ数年でアグネッタ・フェルツクグとアン＝フリッド・リングスタッドの声が変わり、全盛期よりもワン・トーン低くなったと認めましたが、ツアーでのサウンドは非常にABBAらしいものになると語りました。

ホログラム・ツアーに先駆け、40年ぶりの新曲をリリースするABBAは、「I Still Have Faith In You」と「Don’t Shut Me Down」（2019年4月4日MLCニュース参照）を含め、5曲をレコーディングしたそうです。

なお、ビョルン・ウルヴァースは、BBCの情報番組『BBCブレックファスト』にも出演し、クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』やエルトン・ジョンの『ロケットマン』が大ヒットしたものの、ABBAが伝記映画を製作する可能性はないと語っています。

「実際、僕らは伝記映画なんてやりたくないと思うよ。僕が生きてるうちは、俳優に大型スクリーンで自分を演じてほしくないし、他のメンバーも同じだと思う」