東儀秀樹/典親親子出演、The Queen Day Vol.8 〜HOT SPACE 40周年記念〜 4/17(日)イベント・レポート
4月17日(日)東京・羽田空港・TIAT SKY HALL

「変わったことで勝負しよう」っていう気質がクイーン。
安全に行けば大丈夫なのに、それを良しとしないのが凄い。
── 東儀秀樹
MUSIC LIFE CLUB Presents
The Queen Day Vol.8
〜HOT SPACE 40周年記念〜 イベント・レポート
今回のメニューはアルバム『Hot Space』のリリース40周年を記念し、トリビュートバンドのQUEER(クイーア)が1982年の “HOT SPACE JAPAN TOUR” のセットリストを演奏。トーク・ゲストにはクイーン・ファンとして知られる雅楽師の東儀秀樹さん、典親さん親子が参加というもの。クイーン研究家石角隆行さんの構成・進行で進められた。
〈第一部〉
トーク・ゲスト 東儀秀樹さん、典親さん
前半は東儀秀樹さん、典親さんのこれまで辿った音楽遍歴が語られ、スクリーンには東儀さんの中高生時代の写真が映し出され、客席からはため息が漏れる。そしてここからはいよいよクイーンの話に。スクリーンには二人の好きなクイーンの曲が映し出される。
[東儀さん]
「父より子へ」「オウガ・バトル」「ホワイト・クイーン」「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」
[典親さん]
「父より子へ」「オウガ・バトル」「ホワイト・クイーン」「’39」「ムスターファ」
[東儀さん]
『クイーン II』『シアー・ハート・アタック』『オペラ座の夜』
[典親さん]
『クイーン II』『オペラ座の夜』『シアー・ハート・アタック』
お互いに『クイーン II』を一番に挙げていて、さらに大好きな曲というのもアルバム収録の「父より子へ」。
典親さんは 「クイーンのアルバムで一枚だけ選ぶとしたら『クイーン II』。好きな曲を一曲だけ選べと言われたら2曲目の “父より子へ”。オープニングの “プロセッション” から入る流れ、ノーブルなクラシックのようなギター・オーケストレーションから一気に広がるところが大好きで、まず冒頭で衝撃を受けました」と熱く語り、東儀さんも「“父から子へ” の中にはノーブルなクラシカルっぽい雰囲気もあれば、もの凄いハード・ロック、プログレッシヴ的な要素全部含めてあって、前半のクイーンの形/テイストが一曲で全部楽しめる感じですね」と絶賛。
『シアー・ハート・アタック』では大ヒットした「キラー・クイーン」についても東儀さんは「初期から〈変わったことで勝負しよう〉っていう気質がクイーン。安全に行けば大丈夫なのに、それを良しとしないのが凄いところだと思います」と分析する。同じように典親さんも『オペラ座の夜』での他のロック・バンドが決してやらないようなタイプの楽曲「シーサイド・ランデブー」や「グッド・カンパニー」をやって大成功している所にも注目。「本当に面白いことを思いつくバンドだなと思いました」と続けた。
オール・ハンドメイド・ギター〈Togi Special〉
『ホット・スペース』
そしてトークの最後は、本日QUEERが演奏する『ホット・スペース』を紹介する石角さんの座学講座。「愛という名の欲望」「地獄へ道づれ」という二大ヒットを生んだ後、クイーンがよりブラック・ミュージック的なアプローチを行なったアルバム。東儀さん親子は前のトークコーナーでステージを降りる予定であったが、急遽、このコーナーにも参加。アルバム『ホット・スペース』への、二人の想いも語って頂いた。
─────────────
〈第二部〉
QUEER ライヴ
15分の場内換気を兼ねたインターミッションを経て、第二部はQUEENの〜トリビュート・バンドQUEER(クイーア)。そのヴィジュアルや、楽器、ステージングへのこだわりは筋金入りのファンも納得。今回は1982年の “HOT SPACE JAPAN TOUR” のセットリストにちなんだもので、なかなか演奏される機会がない「Action This Day」「Staying Power」「Back Chat」といったこのツアーならではのナンバーも聞くことができた。
そしてまたまたのサプライズ、なんと「Now I’m Here/誘惑のロックンロール」に Togi Special を持った東儀さんと典親さんが飛び入り参加。しかも典親さん/ヴォーカル、東儀さん/コーラスというスペシャルなもの。QUEERのメンバーとも絡みながらの豪華なステージに大きな拍手が送られた。
アンコール「ウィ・ウィル・ロック・ユー」では場内総立ちで手拍子、そのリズムにのってステージには無数の紙テープが投げ入れられる。最後は全身に英国国旗と紙テープのガウンを纏ったフレディが拳を突き上げてフィナーレ。
再度、東儀さん、典親さんがQUEERメンバーと共に挨拶。
東儀:めっちゃくちゃ楽しかったです。最近こういう熱いライヴをしてなかったから──クセになりそう。
典親:本当に楽しかったです、いい経験になりました。裏で聴いてても本当に感動しました、ありがとうございます。
場内大拍手で2時間40分に及んだイベントは終了。スクリーンには次回、次々回の告知が映し出された。
2022年11月23日(水・祝)秋のクイーン・デイ
2023年4月15日(土)戦慄の王女 50周年記念
※開催は予定です。


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