ボブ・ディラン、オークランド公演でグレイトフル・デッドの「Friend of the Devil」をカヴァー

北米ツアー「Rough and Rowdy Ways」中のボブ・ディランが6月11日、カリフォルニア州オークランドのフォックス・シアターで3公演の最終日を迎え、ステージ最後でグレイトフル・デッドの代表曲「Friend of the Devil」を15年ぶりにカヴァーしました。

ディランが同曲をカヴァーしたのは、2007年7月にコロラド州レッド・ロックス・アンフィシアターで行なった公演以来ですが、90年代にはライヴの定番として頻繁にカヴァーしていました。

ディランが、今回のツアーで行なった37公演のうち、セットリストを変えたのはこの日が初めてで、なぜ突然この曲をカヴァーしたのかは語られませんでしたが、「Consequence of Sound」によると、オークランドが今回のツアーで最もデッドのホームタウンに近かったことや、同曲の作詞を手掛けたロバート・ハンターがディランと何度もコラボを行ない、ハンターが2019年に他界して以来のオークランド公演だったため、デッドとハンターへのトリビュートだったかもしれないとのことです。

ライヴ映像はありませんが、当日のライヴ音源が公開されています。

■JUNE 11, 2022 Setlist at Fox Theater, Oakland, CA, USA
1. Watching the River Flow（Bob on guitar）
2. Most Likely You Go Your Way and I'll Go Mine
3. I Contain Multitudes
4. False Prophet
5. When I Paint My Masterpiece
6. Black Rider
7. I'll Be Your Baby Tonight
8. My Own Version of You
9. Crossing the Rubicon
10. To Be Alone With You
11. Key West（Philosopher Pirate）
12. Gotta Serve Somebody
13. I've Made Up My Mind to Give Myself to You
14. Melancholy Mood（Frank Sinatra cover）
15. Mother of Muses
16. Goodbye Jimmy Reed
17. Friend of the Devil（Grateful Dead cover, Tour debut ; first time played since 2007）