ビーチ・ボーイズ、デビュー60周年記念『サウンズ・オブ・サマー／ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』リマスター新装版リリース

米カリフォルニアのホーソーンにて、3兄弟、従兄弟、友人の5人によって結成、1962年にファースト・アルバム『サーフィン・サファリ』（Surfin’ Safari）をキャピトル・レコードからリリースしてから60年、現在までの全世界売上枚数は1億枚を超えるビーチ・ボーイズ。“決定版ベスト・アルバム” として知られる『サウンズ・オブ・サマー／ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』のリマスター新装版がリリースされた。2003年オリジナル・リリース当時は全米チャートに104週間ランクインし、現在までに450万枚以上のセールスを記録している。

オリジナル盤収録の30曲はすべて全米チャートTOP 40入りという大ヒット曲集。それに50曲が追加された80曲入デラックス・エディション（3CD / 6LP）は26曲が新ミックス音源で、うち2曲は初ステレオ・ミックス。新ミックスは、最新のデジタル・スタジオ抽出技術によりオリジナルのモノラル・バッキングトラックを初めて分離させた曲もある。

60周年を記念し、この『サウンズ・オブ・サマー／ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ（リマスター）』を皮切りに、名曲の数々の新ミュージック・ビデオやリリック・ビデオの公開、『カール＆ザ・パッションズ～ソー・タフ』（1972）&『オランダ』（1972）のボックスセット（『フィール・フロウズ：サンフラワー&サーフズ・アップ・セッションズ1969-1971』のようにこの時期の音源をまとめたもの）、バンドのドキュメンタリー、トリビュート・スペシャル、展覧会やイベントも準備が進められているそうだ。

「キャピトル・レコードと契約し、ファースト・アルバム『サーフィン・サファリ』をリリースしてから60年が経つなんて信じられません。1962年の僕らはまだ子供で、僕らの音楽が自分たちをどこに連れて行くのかもわからず、世界に大きな影響を与え、今も愛され、世代を超えて発見され続けることになるとは夢にも思っていませんでした。これは大きな節目で、僕ら全員が達成できたことを光栄に思います。そして僕たちの素晴らしいファンの皆さんーー昔からのファンの皆さんも新しいファンの皆さんも──と、一年を通してさらに多くのことを共有することを楽しみにしています」（ビーチ・ボーイズ）

また、昨日80歳の誕生日を迎えたブライアン・ウィルソンに密着した初めてのドキュメンタリー『ブライアン・ウィルソン／約束の旅路』が8月12日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国公開される。