元ゲス・フーのランディ・バックマン、45年前に盗まれたギターと日本で再会

駐日カナダ大使、イアン・G. マッケイ氏によるツイート


元ゲス・フーのギタリスト、ランディ・バックマンが7月1日、東京のカナダ大使館を訪れ、45年前に盗まれた愛用のギターと再会を果たしました。

このギターは、バックマンが19歳の時に苦心して購入した1957年製グレッチ6120チェット・アトキンスで、長年バックマンは商売道具として愛用していましたが、1977年にトロントのホテルから盗まれ、3日間泣き続けたバックマンは、その後何十年も探し続けたものの、発見には至りませんでした。

そして2020年、カナダのファンが、同ギターの古い写真を入念に調べ、ギターの特徴を手がかかりにインターネットで捜索を開始し、その数週間後、日本のロック・ミュージシャンTakeshiが、同ギターを演奏している映像をYouTubeで見つけました。

バックマンがTakeshiに連絡を取ったところ、2014年に東京の楽器店で購入したというTakeshiは、そのギターと同じ週に作られた同様のシリアル番号付きの姉妹品と交換することで返却に同意。バックマンは、このギター・トレードのために来日し、カナダ大使館内の劇場で45年ぶりに念願の再会を果たしました。

1995年以来の来日となったバックマンは、「このトレードのための来日は非常に感動的で、ギターを返してくれた称賛すべき彼に感謝しています。今回の来日も、ギターが戻ったこともそうですが、長年の夢が叶いました」とコメント。

Takeshiは、「僕がこのギターを所有し演奏していたのはたった8年で、返却するのはとても悲しいですが、彼は46年間も悲しんでいました。今日は複雑な心境でしたが、ギターと再会した彼の笑顔を見たら、それだけの価値があると思いました」と語りました。

二人はこの日、「American Woman」など数曲を共演しました。現在、カナダと日本で撮影中のドキュメンタリー映画『Lost and Found』では、ランディが何度もギターを探し求め、最終的にTakeshiの手に渡るまでのストーリーが描かれており、バックマンが作曲した新曲「Lost and Found」を二人で演奏する計画もあるそうです。
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